2012年3月29日木曜日

JOURNEY

優しさに泣けるのは ふとした未来さ

桑田佳祐さんの「JOURNEY」という曲のなかの、大好きなワンフレーズです。
(ソロアルバム「孤独の太陽」に収録。地味だけど、かなりの名盤...と私は思ってます。)

長い時間を経て、たくさんの人に出逢って、たくさんの経験をして...あるとき突如、過去の出来事の意味を理解できた...ということ、ありますよね。

そのとき、気付くのです。あぁ、あのときのあの人、なんて沢山の優しさをくれてたんだろう、って。

人生のJOURNEYが終わる瞬間、ひとは”走馬灯”なるものを観る、とよくいいますよね。

ン十年後のわたしの走馬灯は、きっと優しすぎる出演者さんたちがいっぱいの、めちゃめちゃ幸せな映画だと思うんだ!

大好きな大好きな優しいみなさん、本当に本当にありがとう。

2012年3月24日土曜日

今週の言葉。

毎週日曜日の朝、一週間の予定とともに”今週のことば”を手帳に書き込んでいます。

言葉は本から拾ったものだったり、誰かに教えていただいたものだったり、自作だったり(笑)...いろいろですが、その週のメインテーマというか、努力目標のようなものになるんです。

私のモチベーションを保ってくれる、とても大切な言葉。

明日はどんな言葉が書き込まれるのかな?

まだ未定。

ちいさな事だけど、日曜日のちょっとした”わくわく”なのです♪

2012年3月17日土曜日

読書crazy⑤ 「松田優作 炎静かに」

仕事で迷いが生じたり、行き詰ってしまった時、必ず開く本があります。


「松田優作 炎静かに」 山口猛著 (知恵の森文庫)

映画・演劇評論家の山口猛さんが映画雑誌「キネマ旬報」のインタビュアーとして松田優作さんと出会い、彼が亡くなるまでの最期の約1年間の交流を綴っています。

短い時間の中で、仕事人として、表現者として、そして唯の人間同士として、お互い一歩も引かずに静かで熱い火花を散らし、スパークするかのようなお二人の真摯な姿勢からは、本を開くたび、強烈に大切な何かを教えられるのです。

真剣に仕事に臨み、真剣に生きる、ということは、こんなにもたくさんの感動や勇気、エナジーを、誰かに遺してゆける、ということ。
なんて素晴らしいこと。
たぶん...それが、人間に出来る、最高のこと...なのでは。

きっと、あなたにも、私にも、出来得ること。

出来得ることなら...、やらなけりゃ!!

何度読んでも、何度でも何度でも、そういう気持ちを呼び起こしてくれます。
そしてこの気持ちを思い出した時、むくむくとまた元気が蘇って、いつのまにか迷いなど、ふっきれてしまうのですよ。

残念ながら、優作さんも、山口さんも、いまは亡き人。
それでもお二人は、こうしてちゃんと、後の人々に、”本”を通していっぱい語りかけてくれている。

やっぱり本って、素晴らしいです。


2012年3月15日木曜日

脱・ダメダメモード。


机前のコルクボードの一画には、こんな言葉が貼り付けてあります。

これは仕事の集中力が落ちてきてだらけそうになった時、ちょっとした気分転換を兼ねて小さな雑用を片付けてしまおう、という自分への呼びかけなのです(笑)。

毎朝、付箋に”こまごま仕事”をリストアップしておきまして、片付いたものから、ポイポイと捨ててゆきます。

たとえば、今日の”こまごまリスト”はこんな感じ。

● ☆☆さんにFAX ● レシート整理 ● 新聞の切り抜きを読む ●爪を切る ●色鉛筆削る

ね?どれも1分から3分くらいで出来るけど、うっかりするととりこぼしてしまうような事ばかりでしょう?でも、結構大事な事なんですよね、”こまごま”は。

たとえ1分でも、けっこう気持ちがすっきりしてダメダメモード・回避できるんです!ついお菓子をつまんじゃう...よりは、建設的でしょう(そっちに流れることも、度々ですが...(笑))?

達成感も癖になる、お勧め気分転換法です\(~o~)/

2012年3月11日日曜日

砂に枝...。

東日本大震災から、今日でちょうど1年。

あの日あの時、暖房の効いた自室でお茶をすすりながら、パソコンに向かってデザインワークをしていた私...。

痛切に考えたことがありました。

それは...
環境や物資を何もかも失って丸裸で放り出されたとしたら、私の仕事は成り立つんだろうか?
そもそも...
皆が生きることで精一杯という状況下で、イラストの仕事は必要としてもらえるんだろうか?
誰かの役に立つんだろうか?
イラストに、ご飯や毛布ほどの価値は見出せるんだろうか?
...ということ。

1年考え続けて...答えは1年やそこらで簡単に出せるほど軽いものではありませんが...
今、現在の気持ちとしては、こう。

”なにがあっても、なくても、そのとき持っている条件のすべてを駆使して、やっぱり描こう。
ありったけの心を込めて。
そしたら、たとえほんの僅かでも、必ず誰かと元気を、共有できるはず。
どんなにささやかだとしても、必ず活力が、生まれるはず!!”

電気が途切れたら、パソコンでなく、全行程手を使って、筆で。
水も断たれら、絵具も使えないから、鉛筆と紙で。
鉛筆も紙も無くなってしまったら...
砂の上に、枝ででも、素敵な絵は描けるはず!!

その絵を見て、たった一人でも笑顔になってくれるひとがいるのなら。
絵は心のごはんになってくれるんじゃないかな...。

そんな気持ちで、今は精一杯の心をこめて、ひとつひとつのイラストを、描き続けるのみです。

...また1年、考え続けます。
来年のこの日の日記には、新たにどんな気持ちが加わっているのでしょうか?

2012年3月8日木曜日

エ・アロール?

以前は、とても風邪をひき易かったのです。
...が、ここ1・2年、風邪で寝込んだことはゼロです(笑)。

風邪に負けない秘策があるのですよ。皆さんに、特別に教えちゃいます(^_-)-☆

あ、やば、風邪かな...と思ったら、心の中で、こう、自分に向かって囁くのです。

「エ・アロール?( あ、そう。だから、なんだっつーの? )」

ご存知の方も多いと思いますが、これ、ミッテラン元フランス大統領が自身の愛人問題を取り沙汰されたときに、記者会見で云い放ったセリフなんです(笑)。

少々風邪気味だからって、なんだっつーの?やることはいつもどおり、いっぱいあるんだよ。
大丈夫。気付かなかったふりして、頑張っちゃえ!ご褒美においしいおやつ、あげるから(笑)!

...って自分に言い聞かせて、そしてとりあえず、動きだす。無理しない程度に、とりあえず出来そうなことから淡々とこなしてゆく。

すると...不思議、治っちゃいます、私の場合(笑)。まさに、病は気から!

”エ・アロール?”、風邪以外にもちょっぴり気分が滅入った時などに応用できる、特効薬です♪

2012年3月5日月曜日

読書crazy④ ときどき、漱石。



 時間に追われる毎日のなかにも、神様は、ちゃんと読書時間をプレゼントしてくださいました。

 それは、浅草へ通う往復の2時間。京成電車に揺られて、至福のリラックスタイム。
おかげさまで少しずつ、物語の世界へ入り込むこころのユトリも戻ってきたようです。

 夏目漱石は近年大好きになり、1冊、また1冊...と大切に読んでいるのです。

 今回読み始めた「草枕」も、なんとも素敵。仕事にも、大いにインスピレーションを与えてくれそうです。

 まだそんなにたくさんの作品を読んだ訳ではないのですが、いまのところのマイ・ベストは、後期三部作のまんなかの、「それから」です。
 
 この作品は本当に心を揺さぶられた特別な1冊。

 漱石ファンの方、いらっしゃいますか?
ユア・ベスト・オブ漱石、ご紹介くださったらとても嬉しく思います(^v^)♪

2012年3月4日日曜日

空樹。


3月3日のスカイツリーです。浅草・雷門の近くで撮影しました。

最近、お仕事関係で足しげく浅草に通っているのです。
若干雨女気味の私ですが(笑)、浅草に行く日は、なぜかいつも晴天。
おかげでこんな風に、のびのびとしたスカイツリーくんに会えるのです。何だか、日に日に、兄弟のような愛着が湧いてきました。

空に向かって手を伸ばし、「発展」という名の枝葉を広げ、この街を見守る大きな樹。
この兄さん(弟かな?)のように、私もぐんぐん成長してゆきたいな!力一杯、両手を伸ばして!!

浅草、大好き!...今後とも、どうぞ末永く、よろしくお願いいたします。