2012年12月31日月曜日

空樹・展望デッキより。

先日、遅ればせながらスカイツリーにのぼってきました。

今年中にはのぼってみようと思っていたので、なんとか滑り込みセーフで目標達成!

今回のぼったのは、350メートル地点の展望デッキまで。

展望デッキに展示されている、江戸時代の街並みがまるで航空写真のような視点から正確に描かれているという鍬形蕙斎(くわがたけいさい)作・「江戸一目図屏風」と、目の前にひろがる現代の東京の大パノラマを照らし合わせてじっくり観てみたかったのです。

ずっしりと感じたことは、

いつの時代も、人々が一生懸命に働いて創ったものって、愛しくて素晴らしいな、ってこと。
そして、私自身もその脈々と繋がっている一生懸命さんたちの一員として、みなさんの創ってきた歴史に恥じない一仕事人になりたいな、ってこと。

展望デッキで、ひとつ、願掛けをしてきました。

何を願ったのか、は今のところ私だけの秘密ですが(笑)、展望デッキのさらに上、最上階の展望回廊には、その願いを叶えたときまでのぼらないことにしました。

いつになるのかな?450メートル地点から東京を臨む日。
ありとあらゆる努力をし、さらにご縁があったのなら、きっとその日はくるでしょう。

すっごく、すっごく楽しみ!

さて、今日で今年も終わりですね。

大好きな、大切な方たちとともに歩めた、学び・実りの多い本当に素晴らしい1年でした。
この場をお借りして、みなさん本当にありがとう。心からの感謝をささげます。
来年もみなさんに、めちゃめちゃたくさんの幸せが降り注ぎますように!

明日からまた、まっさらな、新しい日々が始まります。

2012年12月30日日曜日

日曜小美術館27 夢は”見る”もの!

つい先日納品してきた、”ビートル”(ワーゲンの車種)のイラストです。


「ブラック・ビートル」


ご依頼主は私と同年代の女性。
女性から、車を単体で描いて欲しい、というのははじめての依頼です。
彼女の愛車というわけでもなさそうだし、少々不思議に思っていたのですが、納品時に直接お話を聞いて、なるほど~、と納得しました。

実は、彼女が本当に描いてほしかったのは同じワーゲン社の移動販売用ミニバス、通称”タイプ2”と呼ばれている車種なのだそう。
一枚目にビートルを依頼したのは、実は私の作風が自分のイメージに合うかどうかの、テストだったのだそうです(笑)。

無事テストに合格し(*^^)v、あらためて、彼女のイメージする将来のお店像のイラスト制作のご依頼をお受けしました。

彼女の夢は、”タイプ2”で、移動ベーカリーをすること。
イラストは、夢へのモチベーションを高めるため、そしていつかその日が来たときに、お店の看板として使用するために描いて欲しいのだそうです。

なんて素敵な夢でしょう。
そんな夢へのお手伝いができるなんて、本当に嬉しいお仕事をいただいてしまいました!

夢や目標は、なるべく詳細に思い描いて”視覚化”してみると叶いやすくなる、と聞いたことがあります。
たとえばピンナップボードに欲しいモノや憧れの人物の写真を飾ってみたりとか、スポーツ選手のイメージトレーニングなども、理にかなっていますよね。

新しい年を迎えるにあたって皆さんも、
"夢の視覚化"
実行してみてはいかがでしょう?

もちろん、私もやっちゃいますよ!!

2012年12月25日火曜日

まいコーナー


クリスマス&ニューイヤーコーナー!

大好きな皆々様、たくさんの愛をありがとう~!!

2012年12月24日月曜日

「Sentimental Christmas」

皆さんの”マイ・ベスト・クリスマスソング”は、どんな曲ですか?

まい・ベストは...浜田省吾さんの「Sentimenntal Christmas」という曲。

こんな一節があります。

”冷たい風に襟を立て家路を急ぐ人
酔い潰れてひとり誰かの名を呼ぶ人
どうか世界中の人に安らぎ運んでおくれ
Sentimental Christmas

浜省さんの歌詞は、こんな風にいつでもとても目線があたたかくて、大好き。

日々地道に頑張ってて、少し疲れてたり、ちょっぴり淋しかったりするたくさんの人たちに、ほんの一瞬の小さな幸せや、笑顔や、安らぎを運んでくれる作品を創り続けているひと。

私もこんな目線で描けるイラストレーターになりたいです。

Merry Christmas\(^o^)/!

2012年12月23日日曜日

日曜小美術館26 「孫娘。」


「明日(イヴ)の準備でてんてこ舞いのおじいちゃまに代ってあたしから、一足お先に...
Merry Christmas ♪」

「孫娘。」

2012年12月16日日曜日

日曜小美術館25 「胡麻菓子(ごまかし)」

本日の作品は、イラストではなく、お菓子です!

実は意外や意外、私の趣味は、お菓子作り(料理ギライのくせに...ありえない(笑)?!)。


「黒ゴマのパウンドケーキ」~お菓子研究家・柳瀬久美子さんのレシピを参考に~

20代半ばの一時期、ケーキ作りと紅茶の研究にはまり、連日とりつかれたようにオーブンをまわしていたことがありました。

誰にも話したことはなかったけれど、実はその頃、”方向転換してお菓子職人目指そうかな...イラストは副業にして、いつか壁ギャラリーのある喫茶店、やりたいかも...”なんて、お菓子のように甘~い考えが、頭をよぎっていましたっけ。...恥ずかしい。プロの方に、失礼ですよね。

今にして思えば、イラストの仕事に本腰いれる覚悟ができなくて、つらくて苦しくて、気持ちが逃げてたんですね。
まさに、自分の気持ちを”胡麻菓子(ごまかし)”て、逃げ場を探していたんです、きっと。

そんな時代も今は昔。
おかげさまで今日現在の私は、心から、お菓子作りよりも何よりも、イラストの仕事をしている時間が一番幸せで、一番楽しい。

あの頃からずっと大好きで、今でも年に数回作る、「黒ゴマのパウンドケーキ」。
どんなに忙しくなったとしても、これだけは、ずっと大切に作り続けてゆきたいな。

2012年12月15日土曜日

”双子シンクロ”!?



おなじみのまゆちゃんより、クリスマスのドイツ菓子、シュトーレンが届きました。

驚いたことに、ちょうど前日に母とお茶を飲みながら、「美味しいシュトーレンをどこかで買いたいねぇ...」と話していた矢先だったのです。

生年月日が全く同じわたしたち。
ときどきこういう不思議なことが起こるのですが、二人の間ではこんな素敵な偶然を”双子シンクロ”と呼んで楽しんでいます(笑)。

”双子”のまゆちゃん(たぶん、アナタが長女だわ(笑))、いつも本当にありがとう!
シュトーレン、クリスマスを指折り待ちながら、毎日少しずつ大切にいただくね。

紅茶も珈琲も、何倍も美味しくなるね!
ティーブレイク命のわたしには、何よりのクリスマスプレゼントでした♪

2012年12月14日金曜日

つばめのように♪


来年の手帳を買いました。

基本、手帳はビジネスライクな素っ気ない感じが好みなのですが(笑)、今回は偶然立ち寄ったお店でこのつばめさんの柄に一目惚れして、即買い!

つばめさんて、幸運を運んで来てくれる縁起の良い鳥なんですよ。

ハッピーな一年になりますように。
そして、つばめさんのように元気いっぱいにのびのびと飛び廻って、頑張るぞ!!という思いを込めて。

ちなみに、黒いノートは、仕事専用のスケジュール帳。
プライベート用が華やかなぶん、こちらはシックなチョイスでまとめてみました。

来年は、どこへゆくにもこの”似てない双子”ノートと一緒です。
どうぞ、よろしくねm(__)m。

わくわく。
あ~早く使いた~い!

2012年12月11日火曜日

くすぐりエルモ

買ってしまって後悔したものってたくさんありますが(笑)、あ~、あの時、あれ買っておくんだった!!っていう後悔は、意外と少ないものですよね。

私もほとんどその手の後悔はしないほうなのですが、最近、ちょっと思っているのが...
数年前に流行った、「くすぐりエルモ」(笑)。

え?そんなばかばかしいモノ...ですって?
確かに、とてもばかばかしいんですけど(笑)、時々、心底ばかばかしいものに癒されたい...と思ったりすることがあるんですよ。

ご存じない方のために説明すると、エルモというのはアメリカの幼児番組「セサミストリート」に登場する子で、「くすぐりエルモ」はこちょこちょくすぐると転げまわってわははと笑いまくる、一風変わったお人形なのです。ぬいぐるみ版笑い袋、とでもいいましょうか。

ブームが去った今でも、どこかで手に入るのかしら?と何気にネットで調べてみたら、ちゃんと売ってはいたのですが、なんとお値段1万円以上!!

う~ん、さすがはばかばかしい子、お値段も実にばかばかしいです(笑)。

ばかばかしくもとびきり愛らしい癒し系「くすぐりエルモ」、こうなりゃサンタさんにお願いするっきゃないか~^_^;!

...ばかばかしいお話にお付き合いくださり、ありがとうございましたm(__)m。


2012年12月9日日曜日

日曜小美術館24+オトナのオシャレ考・エピローグ

足掛け2週間にわたってお付き合いいただいたオトナのオシャレ考、今日がエピローグです。
数日のつもりが、こんなに長くなってしまいました。今まで自分でも気が付いていなかったけれど、私...結構オシャレが好きなのでした(笑)。これは素敵な大発見!

ここまで書いてきたものをあらためて読んでみて、自分の考えるオシャレは、どちらかというと精神論に傾いているような気がします。

そう、たしかにオシャレは内面でするもの。
でもね、誤解を恐れずに素直にいえば、”内面が素敵であれば、外見なんて関係ない”という価値観は、私にはないです。

以前にも書いたように、http://takahashimaiko.blogspot.jp/2012/04/blog-post_15.html やはり、「外見は、いちばん外側の中身」に、賛成。

オシャレは、その人の人格や考え方を、出逢ってくださり、関わってくださるすべての方々に向けて表現するための、そして、もっともっと解り合う手がかりにするための、大切なコミュニケーションツールでもあり、それはつまり、解ってもらいたい自分と、解ってあげたいと思ってくれた相手の方への、「思いやり」そのものだと思うからです。

オシャレする気持ちは、必ず自分自身を助けて、前を向かせてくれます。
そして、人は、綺麗であろうとする前向きな人に、会いたくなるもの。

人って、綺麗なものが大好きな生き物です。
綺麗でありたいと思うし、綺麗な人と一緒にいたいと思うのが、自然な感情。

その”綺麗”は、持って生まれた美醜とは、まるで関係のない”綺麗”。
自分で創る、”綺麗”のことです。

自分で”綺麗”を作れるのは、オトナだけの特権。
オトナのオシャレ...なんて素敵なことなのでしょう!!

一生かけて、おおいに楽しみながら、追求してゆきたいですね\(~o~)/。

2012年12月8日土曜日

オトナのオシャレ考⑩ 心のオシャレ

20代の頃のお話。

当時OLさんだった友人のMちゃんと、久しぶりに会った時の事。
いつもきりっと身だしなみを整え、メイクもきちんとしていた彼女の眉が、ちょっとだけ、乱れていたのです。
もしこれが他の人だったら、特になんとも思わなかったでしょう。女友達と会う時ぐらい、ちょっこっと眉のお手入れをさぼっちゃう...なんてまぁ、よくあることですものね(←自分。笑)。

彼女は一言も疲れを口にすることも、愚痴ることもなかったけれど、

あぁこの子、今、よっぽど忙しいんだな。とても疲れているんだろうな。それなのに、貴重な時間を割いて、疲れた体を引きずって、出てきてくれたんだな、って感じました。

そう思ったら、僅かに乱れたその眉も、ちょっぴりやつれた表情も、むしろいつもよりさらに可愛く、美しく輝いて見えました。

忙しい時、疲れている時、誰にだってあります。
このときのMちゃんみたいに、眉のお手入れまでとても手が回らない日も。

でもね、それでも友達と僅かな時間を過ごすために、わざわざ出てきてくれた。
そのこと自体が、最高の”心のオシャレ”として、わたしの心に響きました。

決して簡単なことではないけれど、
何も出来ない日でも、心のオシャレなら...たとえどんなに小さなことであっても、頑張って元気を絞り出せば...出来そうな気がしませんか。

そしてその絞り出した元気が、きっと自分自身の疲れも、癒してくれると思う。

心のオシャレが出来るひと...とっても、尊敬します。

(追伸:今日のお話のヒロイン・Mちゃんは...まゆちゃん、アナタでした♪)


2012年12月7日金曜日

オトナのオシャレ考⑨ そのひとの背景。

たとえば、日焼けしてそばかすだらけの肌。

ただ単に日頃のスキンケアをサボったためにできたそばかすなら美しくはないけれど、農婦さんや漁師さんの、日々一生懸命働いた結果できたそばかすは、とっても美しいと思う。

たとえば、大人の女性のカジュアル。

着替えるのが億劫で、ちょっとスーパーに行くだけだからテキトーな格好でいいや!という理由ならカッコ悪いけれど、ママさんが子供と夢中になって公園で遊ぶためのGパン姿は、とってもきらきらしていて美しいと思う。

同じ格好をしていても、それぞれの持つ背景によって、見え方は全然違うと思うんです。
そのひとの背景とは、そのひとの選んだ生活=ジンセイそのもの。
自分の日々に一生懸命で、堂々と胸をはっているひとは絶対輝いているし、装いとかそういうものを飛び越えて、絶対オシャレに、素敵に見えているものです。

大丈夫!自信を持って!!
一生懸命に生きているひとは、ただそれだけで、オシャレなのです。

2012年12月4日火曜日

オトナのオシャレ考⑧ オシャレな女性

みなさんは、どんな人をオシャレだと感じますか?
私の場合は...

ふとその人を思い浮かべた時に、具体的に何を着ていたかというひとつひとつのアイテムはよく思い出せないけれど、センスのよい人だな、という印象だけが残っている人。
身につけているもののブランドだとか値段だとかが、よくわからない人。
TPOに合わせたスマートなスタイリングができる、頭と感性の良い人。

かな。

素敵だな、と思う女性...

ひとりは、作家の江国香織さん。

何を着ていても常に彼女らしく、内面から滲み出てくるもので自然発生的に着こなしている、という感じ。他の誰にも真似のできない独特の着方だな、っていつも思います。

以前、雑誌に掲載されたインタビュー記事のなかで、
「私にとっては、家にいる時間イコール仕事をしている時間であり、一番長い時間だから、家に居る時こそ一番オシャレなものを身につけています。」という趣旨のことをおっしゃっていて、あぁ、ご自身の美意識に常に忠実な方なんだな、素敵だなぁ...と。

もう一人は、アナウンサーの国谷裕子さん。

NHKの「クローズアップ現代」で長年キャスターを務められていますが、日々のテーマにぴたりと合い、しかもゲストをさりげなく引き立てる服装には、本当に感心してしまいます。
自分の役割というもを、こんなに的確に服装で表現できる方って、稀有。
インテリジェンスと周囲への思いやりに満ちた、着こなし。こんなおしゃれもまた、本当に素敵。

結局オシャレというのは、表面上のものではない、ということを体現していらっしゃる方たち。
憧れちゃうなぁ...。

日々自分を磨き、きちんと素敵に生活することをコツコツと積み重ね、いつか私もこんなオシャレのできる女性になりたいものです。

2012年12月2日日曜日

日曜小美術館23+オトナのオシャレ考⑦

映画のなかで出逢った素敵なファッションを、さっとメモるのが好きです。


「エレジー」という映画のワンシーン。

この映画は、私の考えるオシャレの理想形がぎゅっと詰まった、宝物。
主演のペネロペ・クルスとベン・キングズレーをはじめ、主要人物それぞれの個性的な魅力が、シンプルかつセンスのよいスタイリングによって、見事に引き出されています。

役者さんたちが演技力に加え、肉体をデザインすることによってもそれぞれの役の性格や立場、年齢や揺れ動く感情などを見事に表現していることも圧巻ですが、それをさらに際立たせている洋服たちの役割も、見逃せません。間違いなく洋服も、役者さんたちと一緒に演技している。
それはそれは、ぞくぞくするような緊張感と美しさなのです。

まず、その人間の、中身が素敵。そして、その精神性の表れた、肉体が素敵。
だから、服装はシンプルで十分。その分、上質なものを身につけたい。
そしてその上質にふさわしく居れるよう、さらにまた努力を重ねる...。

人と服との、素晴らしい関係。

こんなことを、考えさせてくれる映画でした。