2014年5月17日土曜日

三社祭

今日は、浅草の三社祭に行ってきました。

浅草に入る時はいつも、浅草寺と浅草神社(三社様)にごあいさつしてゆくのがお約束。
じつはときどき浅草寺まいりははしょってしまいますが(汗)、浅草神社だけは、必ず。
なぜだかわからないけど、好きなんです、あのこぢんまりとした、清々しい佇まいが。

祭りの熱気に、のまれました。
と同時に、自分の変化にも驚かされて。

昔は、とても冷めてて、しらけたヒトだったのですよ(笑)。
それが今では、ひとりで祭り見学にくりだし、人波にもみくちゃにされながらも、
ついつい夢中になって御神輿さんたちをおいかけているのですから...。

歳くうごとにナゼか元気になってる自分を、チョット褒めてあげよう^^。

そうそう、そういえば去年の合羽橋七夕で感じたのとまったく同じ、
http://takahashimaiko.blogspot.jp/2013/07/38in.html
祭り独特の熱気を、今日も肌で感じました。
人と人とのあいだに立ちのぼる、なにか、ものすごくあたたかい空気感。

下町の人情の、エネルギーなのでしょうか。

開業から、今日でちょうど1週間。
慌ただしかった日々の疲れからしばし解放され、

爽やかな初夏の、快晴の空の下
たくさんの元気をチャージしてもらいました。

さぁ、また明日からフル回転でがんばるぞ!!





2014年5月16日金曜日

誇りに満ちた生活。

かつてパリを拠点に活躍し、帰国後はパリ時代の経験をテーマにしたイラストエッセイを数多く手がけている大好きなイラストレーター、米澤よう子さんの本の中から、心に響いたすてきな一文。

クローゼットはミニマム。生活は無理なく無駄なく、自分らしく―。
そしてこころの波はおだやかに―。


私のパリ暮らしは、パリジェンヌのように過ごす試みから始まりました。
抱いていた華やかなイメージからは遠く、想像よりもずっと地味なものでした。


地味とはいっても、退屈でみじめなものではありません。
特別なことはないけれど、毎日の「当たり前」から、
喜び、楽しみを見いだす生活は、むしろ充実と誇りに満ちていました。


とどのつまり、
わたしの望んでる人生って、こんなだなぁと思います。

地味で 地道で 当たり前で
喜びと誇りに満ちている。

そんな日々を、積み重ねてゆくってこと―。



2014年5月11日日曜日

日曜小美術館95・ダレノタメニ、エガク

先日、以前のバイト先の係長から、こんなお電話をいただきました。

「ポスティングスタッフのFさんから、
”最近、配布するチラシを梱包してある新聞紙にイラストhttp://takahashimaiko.blogspot.jp/2012/11/blog-post_4.htmlが描かれてないけど、どうしたの?”
って聞かれたから、
”あのイラストを描いていたたかはしさんは、本業が忙しくなって退職したんですよ、
って伝えておいたよ。
Fさんが、たかはしさんに宜しくって。」

Fさんは、決してきれいとはいえない折り目だらけの古新聞にマジックで描かれた落書きを、毎週毎週楽しみにして、大切にとっておいてくださったのだそうです。

嬉しくて、胸がいっぱいになってしまいました。
Fさんのお気持ちにも、それを伝えて下さった、係長の優しいお心遣いにも。

あの梱包作業は、わたしも大好きだった仕事。
小さな落書きも、どちらかといえば、自分の楽しみで描いていたくらいで(笑)。

あまりに忙しくて、なにも描けなかった日もあったな。
めっちゃへたくそな日も、あった。
アイディアに詰まって(笑)、いつかと同じものを描いてしまったことも...。

そんなに楽しみにしていてくれた方が、いたのにね。
どんな小さな仕事も手を抜かず、いつでも、もっとちゃんと描けばよかったな...。

いろんな思いが錯綜してしまいましたが、
この出来事は、今後のわたしの、イラストレーターとしての在り方に
大切なことを教えてくれました。

”ダレノタメニ、エガク”

”楽しみにしてくれている方たちのために!!”

それだけのシンプルなことが、わたしにとって何よりの幸せなのだ、と。

...もしもこのさき、
わたしが今日のこんな気持ちを忘れるようなことがあったら...

思いっきり、げんこつで、ブン殴って下さい。













2014年5月10日土曜日

人生最強の5月10日。

開業届けは4月の大安吉日にすでに提出済みなのですが、
http://takahashimaiko.blogspot.jp/2014/04/blog-post_9.html
ひとつの区切りとして、事務所のオープン日は誕生日にしようと決めていました。

5月10日です。

たくさんの大切な方々に、あたたかい祝福をいただいて...

今日が、人生でいちばん幸福な5月10日となりました。

本当はやらなきゃいけないコトが山積みなのですが(汗)、
今夜はこのまま、
今日しか味わえない、いまこの瞬間の幸福感にひたって、唯、ボーっとしていたいと思います。

明日からは、戦場です。
わたしにめちゃ似合わぬ言葉ですが(笑)、そのくらいの強い気持ちで頑張ってゆきます。

今日味わいつくした幸福感を、エネルギー源として。

月並みなことしか云えないけれど、
いつだってみなさんには、この言葉しかないから...心から、心から...

”ありがとう”。

必ず、仕事でみなさんのお気持ちに応えられるよう、日々精進してゆきます。




2014年5月4日日曜日

日曜小美術館94・文学のなかの芸術観①

”智に働けば、角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、画が出来る。
(中略)越すことのならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容(くつろげ)て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。...”

~夏目漱石・「草枕」の冒頭~

この一文とリンクして、画の学校の先生がこんなことをおっしゃっていたのを思い出します。

「これから生きてゆく中で、美しいモノが解るようになるということ。
それによって、人生が楽しくなるということ。
それが、アートを学ぶことの本当の意義だよ。」

ハタチと少しばかりだった当時のわたしには今一つ理解できなかったのですが、
この年齢になって、やっとこのときの先生の言葉が心に沁みるようになりました。

つらいことにぶち当たった時、いつも自分に問いかけます。
「つらいから、逃げちゃう?」

答えは、NO。

「じゃあ、どうする?」

...

「逃げないで、受け止める。頑張ってみる。
その過程が少しでもたのしくなるように、工夫しながら。
どうせやるなら、笑顔で乗り切ってゆけるように。」

そう。アートってきっと、そんな日々を応援してくれるモノなんです。
つらいとき、悲しい時、美しいものに触れると、心がほどける。
素敵なものに刺激を受けて、頑張るエネルギーが湧いてくる。

なにも、しゃっちょこばったものじゃない。

人と人とがエールを送りあうための、コミュニケーション手段...なのだと、
わたしは理解しています。