2012年6月23日土曜日

読書crazy⑨ 哲学...してみます? 「ハル~哲学する犬~」

いつも素敵な本を貸してくださるご近所の方から教えていただいた本です。



ちいさな文章とかわいらしいイラストで綴られた1頁1頁が、すうっと素直に沁み込んできます。

ひとつ、紹介してみましょうか。

「気楽になる練習」

9つ持っていながら、10を満たそうとするから
いつも追われて余裕がないのです。
99持っていながら、100を満たそうとするから
いつも不安でいそがしいのです。
100を満たせば1000がほしくなり、
1000を満たせば10000がほしくなり......

そのうち、ほんとうに大切なものは、
みんな消えてなくなってしまいます。
満たそうなんて、考えないでください。
いまが最高だと思ってください。

あなたの手やあなたのこころが、いますぐ満たそうとがんばらなくても、
人生というものは自然に満たされるものなのです。

ちなみにこの本の訳者は、蓮池薫さんです。
蓮池さんが、一語、一語、心を尽くして丁寧に丁寧に選んだであろう愛しい母国語なのだと思うと、余計にグッとくるものがあります。優しく強くこころに届く、素晴らしい訳だなぁって思う。
(翻訳ものは、半分は作者の手を離れた、また別の作品だというのが私の持論なのです。)

機会があったらぜひ手にとって、かわいいハルちゃんと心静かに哲学してみてくださいね♪

「ハル~哲学する犬~」 ポプラ社


2012年6月10日日曜日

心は不自由?でも...

「心は不自由。好きだ、となれば好きだ。嫌いとなれば嫌いだ。自由になんかなりゃしなかった。
おぼえておくといい、心は不自由。」 
 
大島真寿美 「甘い記憶」より

心は自由、と思っていただけに目からウロコ、のワンフレーズでしたが...うん、言われてみればそのとおり...かも。

惚れたハレタの問題に限らず(笑)、たしかに心で感じることを抑え込んだり、捻じ曲げたりすることはできませんよね。それでも無理押ししようとすれば...たぶん、パンク。

だから心は、このうえなく気ままで勝手なぶん、このうえなく不自由...と言えなくもない。

けれど、だからといって人は心のままに、何の配慮も分別もなく好き勝手にふるまっていいの?
...そうではありませんよね。

心が勝手に思うことと、自分の考える正しいことがあまりにかけ離れてしまった時には、やはりその現実をしっかり直視して、つらくても、困難でも、少しずつでも...変わってゆかなければ。

それが、成長するということ。

心は、体で変わるのだそうです。
心は、体を動かし、行動を変えてゆくことで、変化してゆく。

そういえば、ヨガもコントロールしづらい心を、体からアプローチしてコントロールしてゆくために生まれたものだといいます。

心は不自由。
でも、あなた自身は、とてつもなく自由。
自分自身の勇気と覚悟と責任のもとに、どんな行動も起こせるはずです。

たとえ心が晴れ渡ってくれない時も、

ひとつ、もうひとつ...って、どんなにちっちゃいことでも、出来ることを見つけてやってみた方がきっと救われる。

大丈夫。ゆっくり、焦らず、がんばって。

人って本来、絶対に明るい方向へ向かって行動せずにはいられない生き物なんです。

2012年6月5日火曜日

くりかえすことばたち。

日記、ブログ、手紙にメール...文章を書く機会って、けっこうあるものです。

書いているときは無意識でも、後で読み返してみると、くりかえしくりかえし登場している言葉が、いくつか。

その”頻発単語”をつなげていくと、なんとな~く、見えてくるものが...
それは、自分の、こうありたいという姿。目標。理想像...のようなもの、ではありません?

ひとの潜在意識って、面白いものですね。
ときに、表面の自分より、内面の自分の方が自分のことをよく解っていて、それが好きな言葉として文章にあらわれてくるのでしょう。
もうひとりの自分が、そういう形で行くべき道を教えてくれているのかな。

大切なひとと、頭に浮かんだ好きな言葉をつぎつぎと書き出していって見せっこしてみるのも楽しいかも。お互いの、意外な素顔を発見できるかもしれませんね。

ちなみに私の”頻発単語”は...○○○...☆☆☆...×××...□□□...△△△...

内緒にしときます(笑)。

2012年6月1日金曜日

ものぐさインテリア考~「蝶々珠」


ロールカーテンのひっぱり紐についている珠 を、こんなものに変えてみました。

たったこれだけのことでずいぶん気分が変わるものです。...昨日より、ちょこっと楽しい♪

ものぐさな私は、体力と時間を大量消費する家具の配置換えや、大規模インテリア改造が実は大キライ(笑)。

そのぶん、こうやってめちゃめちゃちっちゃな模様替えをせっせと行っては、プチ気分転換をはかっているのです。

ちなみにこの蝶々珠 (ちょうちょだま) は10年以上も前に確か数百円程度で購入したものですが、この10年のあいだにある時はペンダントヘッド、またある時はブレスレット、そしてまたある時はヘアアクセサリー...と変幻自在に私を楽しませてくれています(そういえば、数年間失踪していたこともありましたっけ...ごめんね (笑) )。

特に時間や手間やお金をかけずとも、日常レベルの楽しみはこの珠のようにころころっと、あちこちに転がっているようですよ(^_-)-☆。