「心は不自由。好きだ、となれば好きだ。嫌いとなれば嫌いだ。自由になんかなりゃしなかった。
おぼえておくといい、心は不自由。」
大島真寿美 「甘い記憶」より
心は自由、と思っていただけに目からウロコ、のワンフレーズでしたが...うん、言われてみればそのとおり...かも。
惚れたハレタの問題に限らず(笑)、たしかに心で感じることを抑え込んだり、捻じ曲げたりすることはできませんよね。それでも無理押ししようとすれば...たぶん、パンク。
だから心は、このうえなく気ままで勝手なぶん、このうえなく不自由...と言えなくもない。
けれど、だからといって人は心のままに、何の配慮も分別もなく好き勝手にふるまっていいの?
...そうではありませんよね。
心が勝手に思うことと、自分の考える正しいことがあまりにかけ離れてしまった時には、やはりその現実をしっかり直視して、つらくても、困難でも、少しずつでも...変わってゆかなければ。
それが、成長するということ。
心は、体で変わるのだそうです。
心は、体を動かし、行動を変えてゆくことで、変化してゆく。
そういえば、ヨガもコントロールしづらい心を、体からアプローチしてコントロールしてゆくために生まれたものだといいます。
心は不自由。
でも、あなた自身は、とてつもなく自由。
自分自身の勇気と覚悟と責任のもとに、どんな行動も起こせるはずです。
たとえ心が晴れ渡ってくれない時も、
ひとつ、もうひとつ...って、どんなにちっちゃいことでも、出来ることを見つけてやってみた方がきっと救われる。
大丈夫。ゆっくり、焦らず、がんばって。
人って本来、絶対に明るい方向へ向かって行動せずにはいられない生き物なんです。
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