ひと月以上更新が滞ってしまいまして、ごめんなさい。
忙しさにかまけてなかなか書けませんでしたが、また少しづつ、徒然ごとを記して行きたいと思いますので、時々思い出したように遊びに来て頂けたら、幸いです^^。
先日、ふと手に取った、この本。
「ふぞろいの林檎たち」などのドラマで有名な脚本家、山田太一氏の小説作品です。
ふと手に取ったのは、プチ運命だったのか?
仕事でしょっちゅう訪れている場所が舞台だったことと、作品を読み始めてから読み終えるまでの数日が、作中で描かれた出来事が起こった日付とドンピシャ一致していたことが、
なんとも不思議でした。
なんとも不思議でした。
内容も、かなり不思議なお話で。
ひらたくいうと、”幽霊話”なのですね。
実は怖いモノが大嫌いな私(笑)...ふだんなら途中でやめているところですが、
この作品には怖さ以上の何とも言えないぬくもりがあり、魅了されました。
ヒューマンドラマを数多く手がけた著者だけに、人間の悲哀がリアルに描かれています。
ひとって、せつないな。 ひとって、かわいいな。 ひとって、おそろしいな。
でも、やっぱりひとって、あったかいな。
そんなことが、理屈抜きに、素直に伝わってきました。
去りゆく夏を静かに送るにふさわしい、素敵な1冊です。
「異人たちとの夏」 山田太一 著 新潮文庫
4 件のコメント:
本もおもしろそうですが、バッグが意外でした。
通勤風(笑)
人様のバッグ観察が好きなんです。
モルペンさんへ。
バッグとは、意外なところに着目されましたね(笑)、バッグマニアさんですか!
これは、確かに通勤用といえば通勤用。取材のときなどになんでもガンガン入れる、丈夫で巨大なトート型です。読書は、仕事先へ向かう電車の中が多いのです。どんなに荷物が重かろうと、本は手放せません(笑)。
懐かし。映画で見ました。風間杜夫扮する主人公が鶴太郎、秋吉久美子の両親の幽霊とお別れのシーンは泣かせられた。いい大人になってから親にやさしい言葉をかけられるところがよかったねえと。現実にはなかなかないですよ。
ゆうこお姉さまへ。
映画になっていたんですね、ぜひ見てみたいです!
でも、もう一人の幽霊・ケイさんとのクライマックスシーンは、映像化すると怖そうですねぇ(笑)。怖いモノ恐怖症のわたしに観られるかなぁ...?!
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