2015年8月27日木曜日

心もよう

吉祥寺にある和(なごむ)皮膚科クリニックの待合室に、画を飾っていただいています。
この秋、久しぶりに新作を製作することになりました。



これは、一番最初に製作した連作もののうちの1点。
ちいさなカンバス10個に窓と、そこに暮らす人々を描き、全体をひとつの街に見立てたもの。
いわば”吉祥寺の裏窓”ってところかな(笑)。

2011年の5月に製作したものですから、4年前の作品、か。
そのときの心もようがぎゅうっと詰まった、とても思い入れの深い、大切な作品です。

時の経つのってほんとうに早い。
このときの私といまの私はもちろん別人ではないけれど、どこか別の生き物のようにも思えて(笑)。

前の作品よりいいもの描かなきゃ、といつも思っているけど、
今回は、不思議と、過去の自分と張り合う気持はありません。


2011年の作品は、それはそれで素敵で。
2015年の作品は、それはまたそれで、素敵であればよい。


正直な今の自分で描きます。
どんな心もようが描き出されるのか、とても楽しみなのです。

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