2016年6月23日木曜日

努力という名の自信

年甲斐もなく、「毒島ゆり子のせきらら日記」という深夜ドラマにハマっていました(笑)。

主演の前田敦子さん、とてもいいなと思います。

先日のブログで紹介した振付師の夏まゆみさんが、著書のなかで前田さんのことに触れていて、彼女は人並み外れた努力家だと書いていましたが、「毒島~」を観ていて、腑に落ちた気がします。

正直、彼女の演技が上手いとは思いませんが、とても魅力的な佇まいがある。
ひたむきさが伝わり、心を動かされます。


思うに、
彼女には、無意識下の自信があるのだろうな。

それは技術云々に対するものではなく、
”やることは、やっている”という自信。
努力という名の、自信。

酷評されてもされても、これでもかってたたかれ続けても、自分を信じて進める力。
努力という事実に裏打ちされた自信は、なんと強いものなのでしょう。

そういう、近道のない美しさって、素敵だな。

2016年6月15日水曜日

言葉の”お福分け”

前回、本の中から心に響いた箇所を紹介したところ、
2歳児の子育て真っ最中の友人から、

新聞を読んでいても(子供からの
)これなあに?の質問責めだからしばらく(読書は)無理かな?
まいこさんのここに来て心に響く言葉のお福分けをしばらく楽しむことにしようと思います。

というコメントをいただきました。


そうなんですよね。
わたしには子供はいないけれど、姪っ子が同じ年の頃、姉がいかにてこずっていたかをよくおぼえています(笑)。とてもとても、本をよむどころじゃないよね。

そんなわけで、
こんな私の乱読が少しでもお役に立つのなら(笑)...
”言葉のお福分け”を、これからもときどきご紹介しようと思います^^。

お福分けって、とっても素敵なことばですね。


今日の言葉のお福分けは、中谷彰宏さんの本のなかから。

「本当に好き」というのは、「小さい好き」なところがいっぱいあることです。
「小さい好き」なところをどれだけ見つけられるかです。

「小さい好き」なところは、とてもささいなことです。
そこに目を向けられることが、人を見る目がある、人情の機微がわかる、人の心の痛みがわかるということになります。

「小さい好き」なところを思い出すのです。
思い出したら、それを伝えてあげればいいのです。

2016年6月6日月曜日

読書crazy⑲ 「おネエ精神科医のウラ診察室」

図書館でこの本を手に取ったのはショッキングピンクの背表紙があまりに目立っていたから、というだけの(笑)、まったくの偶然でした。


でも、偶然の出会いに感謝!ショッキングピンク万歳(笑)!

”オカマだけど、精神科医やってんのよ♡”という著者、すごく素敵な感性の持ち主だなぁと思いました。優しさが、行間から、頁から、溢れんばかり...。


この本の中から、とても心に響いたところを、ちょこっとご紹介。

ところで、幸せって何だと思う?
出世すること?
憧れの職業につくこと?
お金持ちになること?
賞をとること?
好きな人と結ばれること?

 もし、こういうものが幸せに見えるのであれば、アナタは幸せじゃないかもしれないわ。実はこれは幸せではなく、目標だから。
 アナタが目標にたどりついたときに得られるものは達成感。達成感と幸せって、別物なのよ。達成感は一時的な満足を与えてくれるけれど、本当の幸せではないの。
 もし達成感を幸せだと勘違いしちゃうと、大変よ?達成感は目標に達した瞬間に、少しの時間で消えてしまうわ。だから、自分が幸せになろうと思って、次から次へと目標をつくって走らなきゃいけないの。
 そんな生き方は、やがて破綻するわ。次の目標がなくなったら、幸せにはなれないの。たとえ、世界全部を手に入れても、幸せにはなれない。マグロのような回遊魚は、常に泳ぎまわっていないと呼吸ができなくて死んでしまう。まさにそんな生き方なのよ。

本当の幸せというのは、今感じることができるもの。目標にたどりつくことではないの。自分が目標に向かって努力し、さぼり、喜び、疲れ、笑い、泣き、眠り、食事をし、その過程を楽しむことが幸せなの。


ほんと、その通りだね。心がとても落ち着いて、ほわん、とあたたかくなりました。


ほわん、を感じたい方におすすめの1冊です。
読後にはきっと、誰かに優しさを分けてあげたい気持になっているんじゃないかしら^^♪

「おネエ精神科医のウラ診察室」 Tomy著 セブン&アイ出版



2016年6月5日日曜日

暁(あかつき)。

カーテンの隙間から漏れる、ほんの微かなひかりで、目が覚めた。

この季節、4時前からもう、お日様が顔を出しはじめるんだということを知って、驚いた。
(近年、日の出に遭遇する時刻に起きたためしがなかった、という事実にも、のけぞった(笑)...)

美しくて、神々しくて、清々しくて、
もう一度生まれたような気持になった。


暁まえは、わたしの知らなかった世界。
知らなかっただけで、その世界では、こんな美しいことが起こっている。


誰のジンセイにも、同じことが起こっている。

心に留めておいて。

夜明けは、いつでも、すぐそこなんだ。