2016年6月6日月曜日

読書crazy⑲ 「おネエ精神科医のウラ診察室」

図書館でこの本を手に取ったのはショッキングピンクの背表紙があまりに目立っていたから、というだけの(笑)、まったくの偶然でした。


でも、偶然の出会いに感謝!ショッキングピンク万歳(笑)!

”オカマだけど、精神科医やってんのよ♡”という著者、すごく素敵な感性の持ち主だなぁと思いました。優しさが、行間から、頁から、溢れんばかり...。


この本の中から、とても心に響いたところを、ちょこっとご紹介。

ところで、幸せって何だと思う?
出世すること?
憧れの職業につくこと?
お金持ちになること?
賞をとること?
好きな人と結ばれること?

 もし、こういうものが幸せに見えるのであれば、アナタは幸せじゃないかもしれないわ。実はこれは幸せではなく、目標だから。
 アナタが目標にたどりついたときに得られるものは達成感。達成感と幸せって、別物なのよ。達成感は一時的な満足を与えてくれるけれど、本当の幸せではないの。
 もし達成感を幸せだと勘違いしちゃうと、大変よ?達成感は目標に達した瞬間に、少しの時間で消えてしまうわ。だから、自分が幸せになろうと思って、次から次へと目標をつくって走らなきゃいけないの。
 そんな生き方は、やがて破綻するわ。次の目標がなくなったら、幸せにはなれないの。たとえ、世界全部を手に入れても、幸せにはなれない。マグロのような回遊魚は、常に泳ぎまわっていないと呼吸ができなくて死んでしまう。まさにそんな生き方なのよ。

本当の幸せというのは、今感じることができるもの。目標にたどりつくことではないの。自分が目標に向かって努力し、さぼり、喜び、疲れ、笑い、泣き、眠り、食事をし、その過程を楽しむことが幸せなの。


ほんと、その通りだね。心がとても落ち着いて、ほわん、とあたたかくなりました。


ほわん、を感じたい方におすすめの1冊です。
読後にはきっと、誰かに優しさを分けてあげたい気持になっているんじゃないかしら^^♪

「おネエ精神科医のウラ診察室」 Tomy著 セブン&アイ出版



4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

おネエの友達が一人欲しいと思っている私です。
脳は男、という人が多いので、相談しやすく、でも厳しい意見を言ってくれそう。どうしたら知り合えるんでしょうねえ???

たかはしまいこ さんのコメント...

モルペンさんへ。

もしも、ずっとノンケだと思っていた仲の良い男友達が、ある日突然、”実は僕、ゲイなんだ”と告白したら?...きっと今までどおり、大好きな友達ということに、なんら変わりはない、ですよね。
...ということは、きっと、ノンケだろうとゲイだろうと、優しい人は優しいし、そうでない人はそうでないし(笑)、素敵な人は、素敵なんだとおもいます^^♪

あずき さんのコメント...

こんばんは。これは、面白そうな本ですね~
最近本といったらお菓子の本ばかり
たまには違う本も読んでみようかな
でも新聞を読んでいても
これなあに?の質問責めだからしばらく無理かな?
まいこさんのここに来て心に響く言葉のお福分けをしばらく
楽しむことにしようと思います
オネエいいですね~
私のまわりは、オネエやレズなど色々といますが
それはそれで楽しい人生みたいなのでいいかなと感じます
今を感じること。確かに!お菓子を作っていたら
一人でニタニタしている時があります・・・(笑)

たかはしまいこ さんのコメント...

あずきさんへ。

息子君の質問攻め、そのかわいい姿が目に浮かぶよう(笑)。好奇心いっぱいなんだろうな~!

お福分け、って、とてもよい言葉ですね。
言葉のお福分けができるように...という口実で、読書のじかんを増やしちゃおうかな(笑)。

お菓子を作りながら今を感じているあずきさん、お菓子でたくさんのひとにお福分けをしているのですね^^♡