神田駅にほど近い、とある喫茶店の伝票の裏面にこんな言葉が刻まれていました。
”地獄のように黒く、死のように強烈で、愛と同じくらい甘い。それがコーヒーだ。”
~トルコのことわざ~
これを読んで、10年以上も前に聞いた面白い話がふっと頭に浮かんだのです。
「ターキッシュコーヒーは匙(スプーン)が立つほど濃い」なんて言われていますが、これはトルコ独特の、コーヒーの粉ごとカップに注ぐという淹れ方からきているのだそうです。
そして、匙が立つ理由が、じつはもうひとつ...。
そして、匙が立つ理由が、じつはもうひとつ...。
一昔前、トルコではお砂糖が貴重でした。それゆえ大切なお客様がいらしたときには歓迎の意を表すために、コーヒーにこれでもか!というくらい大量のお砂糖を入れたのだそうです。ところが精製技術が未熟だったものだから、粗糖はいつまでもコーヒーに溶けずカップの底で小山を作り、文字通り匙が刺さって直立したのでは...ということらしいです。
ほんとのところはどうなのか?私には、よくわかりませんけれど(笑)。
ほんとのところはどうなのか?私には、よくわかりませんけれど(笑)。
まだ社会全体が裕福ではなかった時代の、こころあたたまるおもてなしのお話。
あれ以来連絡も途絶え会うこともなくなってしまった、このお話を教えてくれた友人の思い出とともに蘇った、コーヒーのようにちょっぴりほろ苦い記憶なのでした。
あの子、元気にしているかな。
あの子、元気にしているかな。
4 件のコメント:
<まゆちゃんのともだち>改めモルペンより紅茶小話。
イギリスのミルクティーにも「スプーンが立つほどの濃いミルクティー」という言い方があるみたいです。ミルクを入れてからお茶を注ぐと、トロンとします。ミルクの後入れは昔のイギリス人(マイホストマザー)にはミルクティーではなく、サラサラしたミルクティーを作ったときには容赦なく、捨てられました。
モルペンさんの紅茶小話は私のこころにふかーく刻まれていて、20年来「必ずミルクを先に入れてから紅茶を注ぐ」ルールを堅く守っているのです。
まいこさんと一緒にはじめて行ったアメリカで、珈琲のサイズのあまりの大きさにもカルチャーショックを受けたことも忘れられません・・・。
モルペンさんへ。
私もミルクは先入れ派です!紅茶を注いだ時にミルクの香りがほわんと立つと、幸せな気分になります。
今度は「トロン」とするくらい、うんと濃く、美味しく淹れてみますね。
それはそうと、「まゆちゃんのともだち」さん=「モルペンさん」だったとは!嬉しいです(^^ゞ
いつもまゆちゃんのブログに素敵なコメントをしていらっしゃるので、印象に残っていました。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
かえるさんへ。
英会話の先生は、日本での珈琲の値段にカルチャーショックを受けてたっけ(笑)。
私たちのカルチャーショックは、珈琲以外にも炭酸飲料のSサイズや、チョコレート菓子の脳に響く甘さ等々...数えきれませんでしたね((+_+))。
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