祭りのあと。

先週、今週と大きな仕事を無事に終え、気がつけば忙しかった7月も、今日が最終日。
暑かったな！頑張ったな！そして、凄く充実して．．．幸せだったな！！
ほっとして緊張がほどけた今日、ふっと、こんなフレーズを、くちずさんでいました。

”華やいだ　祭りの後　静まる街を背に　星を眺めていた　けがれもないままに”．．．

徳永英明さんの名曲、「壊れかけのRadio」のうしろの方に出てくる一節です。

ひとつの仕事を終えた時、いつもこんな気持ちになる。

やりきったぞ、という充実感と、ささえてくれた皆さんへの感謝と、締切から解き放たれた安堵感と、完成した作品を里子に出すちょっぴりの寂しさと、心地よい疲れと、そして、未来へのわくわく感．．．。

いろんな思いがごちゃまぜになって、意味もわからずふっと泣きたくなった、子供のころに感じたようなちょっぴり切なくて、でもとっても、あたたかな不思議な気持ち。

お祭りもお仕事も、終わってしまえばあっという間。
その一瞬の充足感・至福感のために、また、ひとつひとつ、準備をかさねてゆくのです。

生きてる！って感じ！！

さぁ、明日から、新しい月のはじまりです。

次の”祭り”のために、また新しい一歩を踏み出します。どんなに大変でも、頑張れちゃいます！
そんな日々を、永遠に繰り返してゆく。

至福の瞬間を、知っているから。
何度でも、味わいたいから。

日曜小美術館⑤～「う」

昨日は土用丑の日でしたね。

今年は鰻さん、残念ながらタイヘンお高いのですね。

我が家では泣く泣く一杯のひつまぶしを、少しずついただきました(笑)。

 

ひつまぶしの他にも、鰻の”水増しメニュー”は、いくつかあります。

 鰻を芯にしただし巻き卵、「うまき」。





鰻ときゅうりのさっぱり酢の物、「うざく」。

実は古来、「土用丑の日」にはなにも鰻でなくても、「う」のつくものをいただけば、元気に夏を乗り切れる、といわれているのだそうです。






だから、よく似たこの子も．．．ありかもしれません(笑)。

日曜小美術館④＆読書crazy⑩ 「蜜のあはれ」より。

先月の金沢旅行に合わせて、金沢出身の大好きな詩人・小説家、室生犀星の「蜜のあはれ」という小説を読みました。

「おじさま」こと、おそらくは犀星自身の分身であろう老作家先生と、先生の家のお池に住む金魚の化身で、自分のことを「あたい」と呼ぶ小悪魔な娘・赤井赤子の、とびきりキュートでちょっぴり艶っぽい会話のみで綴られたこの作品に、それはそれは魅了されてしまいました！

で、赤井赤子ちゃんを描いてみたのです。

「あたい」

この小説、昭和の前半に書かれたとは思えない斬新さに度肝を抜かれてしまいましたが(笑)、おじさまとあたいのかなり奇抜な会話がちっとも下品でなく、このうえなく可愛らしいのは、やはり昭和の美しい言葉と、ゆったりとした空気感あってのことなのでしょう。

くすっと笑えながらも、リアルに人間の本質にせまっているところも素晴らしい。

洒脱なふたりのやりとりのなかに、煌く宝物がたくさんちりばめられています！

”夏休みの推薦図書”でございますよ♪

レモン、大切！

暑い。
本当に連日蒸し暑いです^_^;。

あまりの暑さにひんやりと冷たいモノがいただきたくなって、庵さんhttp://www16.ocn.ne.jp/~ihori/へ。
はじめてティーフロートを注文してみました。

かき氷を連想させるような大きなグラスが、目にもとても涼やか。

「本当はレモンを入れない方が紅茶の色は鮮やかにでるんですけどね．．．」と庵ママさん。

飲んでみて．．．うん、納得！
アイスクリームのまろっとした感じを、レモンの酸味がきゅっと引き締めてくれて、とても爽やか。
紅茶、アイス、レモンそれぞれの個性が引き立ちつつも、グラスのプールのなかで仲良く水遊びをしているような、夏らしく楽しい美味しさでした。

たった一切れのレモン、実は一番大切だったんですね。さすが、庵さん！

ちょっぴり夏バテ気味だった気分もどこへやら、元気復活の午後となったのでした♪

日曜小美術館③

子供の頃から、かっぱ、とかツチノコ、とかネス湖のネッシー、とかヒマラヤの雪男、とか．．．そんな方たちが、大好きで。大人になったいまも、うっすら．．．信じていて(笑)。

特にかっぱさんは日本人だと思うので(？)、親しみが湧きます。

で、今週の1枚は、これ。

「川流れ。」

やっぱり、どこかに居る気がします。どこにって？たぶん、浅草・合羽橋あたり？(笑)。

不思議な方たちは、居るのか居ないのか永遠の謎だけれど、居る！．．．と思っていた方が、人生は楽しいです（＾ｖ＾）。

大分発☆ベーグル便

このキュートな子たちは、一体何でしょう？

答えは、こちら。

大分在住の友人・ハルちゃんからクール便で届いた、手作りベーグルでした!!
上の写真のようにひとつひとつ、丁寧にかわいいジップロックに包まれて、はるばる九州から関東まで、旅してきてくれたのです。あまりの感激に、狂喜乱舞の私(笑)。

パンは何でも好きだけれど、20年ほど前にアメリカでその美味しさを知って以来、ベーグルは大好物（＾ｖ＾）

ハルちゃんのアドバイスどおり、自然解凍後軽くトーストして、クリームチーズを添えたいところでしたがあいにく冷蔵庫になかったので(残念！)、カマンベールさんに代役を務めていただくことにしました。

ところどころに練り込まれているドライリンゴがアクセントになって、本当に美味!!
このベーグル独特のもっちり感をだせるなんて、さすがはお料理の仕事をしているプロだなぁ～。
カマンベールのせも試してみましたが、ベーグル自体がすごく味わい深くて美味しいので、何ものせない方がだんぜんグッドでした。ごめんね、カマンベールさん(涙)。

忙しい中、手をかけ、心をこめて作ってくれたベーグル便、本当にうれしかったよ。
いつも美味しいものやかわいいものを作ったり、みつけてくれては私を楽しませてくれるハルちゃん。人をハッピーな気持ちにさせてくれる才能は、いまのお仕事に存分に活かされると思う！

料理人・ハルの今後の活躍を、いつでも応援しています♪頑張ってね(^_-)-☆

あぁ、明日の朝もベーグル食べられる．．．幸せ♪
私ばっかりおいしくて、皆さん、ごめんあそばせ(笑)。

日曜小美術館②

ちいさなお友達、6歳のＪくんから、とても可愛らしい亀さんのイラスト入りのハガキをいただき、思わず私も描きたくなってしまいました！

「気分上々。」

Ｊくんママによると、昨日の七夕さまの短冊に、彼は「カメの動物園の飼育員になりたい」と願をかけたのだそうです。う～ん、素敵な夢だね！

先週はエイ、今週はカメ、となったので、今月の小美術館のテーマは、”泳ぐ生き物たち”にしようかな♪

忘れたくない。～金沢旅行～

6月の最終週、友人のまゆちゃん（「かえる洋裁店」http://www.kaeru-yousaiten.jp/ の店主さんです）を訪ねて金沢へ3泊4日の旅をしてまいりました。

今回は車を使わず、路線バスとあんよ(足)を頼りに、乗っては降り、降りては歩き、歩いては食い(笑)、食っては喋り．．．贅沢に時間を使った、のんびり金沢散歩旅です。

兼六園や21世紀美術館、石川近代文学館などの観光スポットに加え、まゆちゃんと旦那さまのお気に入りの珈琲店や居酒屋さん、雑貨屋さん等々．．．金沢の魅力をいろいろな角度からたっぷり堪能させていただきました。

重厚でありながら洗練された歴史の香り、空襲を免れた古い建物が数多く残る街並み、新しいカルチャー、美しい自然．．．色々な要素がさらりと、スマートに混在した金沢の不思議な空気感、大好きになりました。

兼六園にて。

緑と水の美しいコラボレーション。

石川近代文学館。

建物は重要文化財の石川四高。素敵です！

尾張町にて。

何気ないふりしてお洒落にぷらぷらしていたレトロ喫茶のサイン

　夜10時まで楽しめる21世紀美術館。

天井に穴の空いたお部屋があり、空もひっくるめて作品なのです。

それゆえ、昼も、夜も。．．．粋な計らいに感激！

特に印象的だったのは、3日目の夜。

ディナーに入った小さな可愛いブラッスリーでのこと。

ゆっくりと目にも舌にも美味しいお料理をいただき、大切なあれこれをひとつひとつ、かみしめるように話しあい、私がお食後のコーヒーカップを持ち上げたときのこと。
「下を見てごらん。良いことが待ってるよ。」って、まゆちゃんが。おちゃめで、とっても素敵な笑顔で。
「？」テーブルに目を落とすと、なんと、ソーサーの上に色とりどりの小さな四つ葉のクローバーをかたどった紙片が！
こころにくい気遣いに、おもわず胸がきゅうんとしてしまいました。

．．．癒されたなぁ。この旅に、本当に癒された。

どの場所も、どの瞬間も、全部、忘れたくない！！

日常は、誰にとっても忙しく、慌ただしく、楽しいことや素敵なことと同じくらい、大変なことや悲しいこともあり、そしてたぶん、いつでもちょっぴりの緊張と、疲れをまとっていますよね。

でもね、時に日常から離れてこんな素晴らしい時間を神様からプレゼントしていただけるのだから、やっぱり日々真面目に、なるべく愚痴らず、泣きごとも少なめに、するべき我慢はきちんとし、つけるべきカッコはきりりとつけて(笑)、笑顔で、頑張っていたいなって思うんですよ。

やはり日々、同じように頑張っている素晴らしい友人が、金沢の空の下にいるんだし！

まゆちゃん、心からの感謝を贈ります。本当に本当にありがとう！
そして金沢さん、元気をいっぱいくれて、ありがとう！

まいこフル充電完了！
楽しい作品を、たくさんたくさん描いてゆきます。



日曜小美術館 (にちようこびじゅつかん)。

はじめのページの”今月のごあいさつ”でも触れたように、下半期の始まりに合わせてひとつ、新しい企画をはじめることにしました。

常々思っていたのですが、上手に描かねば！という気負いなく描いた絵(つまり、落書きです)は、とっても下手っぴだけれども(笑)、時に、なんだかとてものびのびと、かわいい表情をしていたりするのです。

そんなちいさな落書き作品たちを、毎週日曜日にひとつづつ、紹介してゆこうかな、と。

題して、「日曜小美術館」。

まったりとした日曜日、ゆる～い感じでくすっと小笑いしていただけたら、とっても嬉しく思います。

第１弾は、７月の始まりにふさわしく、海のお友達。

 「いつでもスマイル」

今後とも日曜日のご来館、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m。

追伸：この企画を発案してくれたまゆちゃん、素敵なアイディアをどうもありがとう！

3日坊主ならぬ、3週坊主にならぬよう(笑)、頑張るからね♪