かつてパリを拠点に活躍し、帰国後はパリ時代の経験をテーマにしたイラストエッセイを数多く手がけている大好きなイラストレーター、米澤よう子さんの本の中から、心に響いたすてきな一文。
クローゼットはミニマム。生活は無理なく無駄なく、自分らしく―。
そしてこころの波はおだやかに―。
私のパリ暮らしは、パリジェンヌのように過ごす試みから始まりました。
抱いていた華やかなイメージからは遠く、想像よりもずっと地味なものでした。
地味とはいっても、退屈でみじめなものではありません。
特別なことはないけれど、毎日の「当たり前」から、
喜び、楽しみを見いだす生活は、むしろ充実と誇りに満ちていました。
とどのつまり、
わたしの望んでる人生って、こんなだなぁと思います。
地味で 地道で 当たり前で
喜びと誇りに満ちている。
そんな日々を、積み重ねてゆくってこと―。
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