2014年10月26日日曜日

日曜小美術館118・ai の3連打

今日の動物画はちょっと趣向を変えて、いつもとは別のシリーズ。


クインシー・ジョーンズの「ai no corrida」という曲を、ご存じでしょうか?

わたしは身体が凝り固まると仕事の合間にでたらめに踊るのですが、
(踊っている姿は、想像しないでくださいね...笑)
ダンスナンバーのCDに入っているこの曲のタイトルが、常々気になっていました。

何語?!

調べてみると意外にも、ai no は、日本語の”愛の”だったのです。
大島渚監督の「愛のコリーダ」という映画からインスピレーションを受けて生まれた曲だとか。

わたしがこの曲からインスピレーションを受けて生まれたのが、今日の3作品。

「ai とは、只そこに居ること。」



「ai とは、ご機嫌であること。」



「ai とは、考え抜くこと。」

 IKEA で購入したマグネットつきのミニ額3点セットにちょうどぴったりはまりました^^。

冷蔵庫の扉などに、ぺたんと貼り付けられます。


aiのテーマはもうおなかいっぱいですが(笑)、
このIKEAのミニ額シリーズは、震災チャリティー用に
いろんなモチーフで描きため、そのうち展示販売など、考えております!

2014年10月21日火曜日

めぐろけいこ展のお知らせ。

この場を借りて、知人の個展開催のお知らせです。

めぐろけいこさんは、父のいとこの画家さん。
幼いころ、いとこ同士仲良く絵を習いに行ったものの、父はネズミの落書きしか描けないままたった半年で辞めてしまい、一方のけいこさんは、プロの画家にまでなってしまったそうです(笑)。

とても幻想的・情熱的で素敵な油絵です。
今回、残念ながらご本人は闘病中につき在廊出来ないのですが、病をおして懸命に描いた作品だけに、沢山の方に観ていただけたら大変嬉しく思います。

秋の銀ブラ、素敵です♪
お近くにお立ち寄りの方、ちょこっと足を延ばしていただけたら幸いです^^。





本日より26日まで。
銀座8丁目のGallery美庵にて...。


どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m。

2014年10月19日日曜日

日曜小美術館117・さかさまクグロフ

本日のモチーフは、友人のあずきさんがはるか九州から
冷凍便で送ってくれた手作りケーキ、「栗のクグロフ」

折に触れ送ってくれる、心のこもったおやつたち。
優しいあずきさんのひとがらそのまんまの、あったかい味。

不思議といつもわたしがつかれている時や凹んでいるときに
まるで励ましてくれるように届くスゥイーツたちに、いっぱい元気をもらいます。

甘さ控え目で洋酒の効いたシンプルで大人な味が、秋らしい気分をくれました。

あずきさん、本当にありがとう!!

あずき作・栗のクグロフ

ところで...
お菓子作りをされるかたは、この絵をみて、”なぬ?!”...と思ったことでしょう(笑)。

そう。クグロフというのは、斜めにねじりの入った王冠のような独特のカタチが美しいケーキ。
この絵ではおしりが上になっています。逆さまなのですね。

間違って描いちまった...わけではないのですよ(笑)。
おしりの、膨れ上がって型からすこしはみ出し、割れ目や焦げ目がついたところが
モチーフとしてはとても魅力的で、いちばん描きたい部分だったのです。


余談ですが(笑)

人間も

型にはまれずちょこっとはみだしてたり
ちっちゃな傷がぴしぴしついてたり
いろんな汚れがぺたぺたあったり...

そんなひとこそ味があって...より魅力的な気がします^^

2014年10月16日木曜日

こだわり

「こだわりが自分ではあまりないと思っているので、流れのまま生きていこうと。
強引に自分の思いを通すのではなく、受け入れて、それをやってみて決めるというスタンスだけは、そこだけは自分の中で常々あって。
人からいろんなものを吸収しようという思いが常にあって、競技生活をやってきたのかなと思います。
あと演技では独りよがりの演技をするのではなく、コミュニケーションを大事にして、1つになるということを心掛けてきたかな。
2つぐらいです。それも、こだわりというより自然に。自分の性格からやってきたのかなと思うんですけど。」

~フィギュアスケート・高橋大輔選手の引退に際しての言葉からの抜粋~

素敵なこだわりだと思いました。
自然と、そのこだわり通りの演技で、たくさんの感動を、学びを与えてくれました。

わたしも自然とそんな感じで、生きてゆきたいな。

2014年10月15日水曜日

コドクのじかん

誰も居ず 音もなく

ただ黙々と仕事と向き合っている時間は

最高にシアワセで
最高にサミシイなと

最近すごく思うのです

もちょっと若かりし(笑)頃は
サミシイなんてことはあまり思わなかった

コドクってなんぞやと思っていた


その昔
疎遠になってしまったお友達がいたのだけれど

今になってその子の気持ちが...やっとわかる気がするのです

わたしはナニゴトも、ヒトより10年ぐらい遅いから
コドクを知るにも時間がかかったのかな(笑)

あの頃、あの子に必要だったのは、

単なる時間ではなくて
”独りの時間”だったんだ

ともだちと遊んで寂しさを紛らわせることなく
自分と、そして大切なことと、
真摯に向き合い、闘わなくてはいけなかったんだね
そういう季節だったんだね、きっと


いまのサミシさ
いまのコドク

ともだちとお喋りして紛らわせられたら楽だろうけれど

それをしてたら前には進めない気がして

だから、

もう少し
もうチョット

独りで頑張ってみるよ。

こんな季節も、ジンセイのうちできっと、めちゃ大切な、
ふりかえればとても幸せな、

1頁に違いないのだから




2014年10月12日日曜日

日曜小美術館116・姫君たちの生きざま。

渡辺淳一著・「源氏に愛された女たち」というエッセイを読みました。
苦手な作家さんですが(笑)、このテーマに、つい惹かれました。

わたしが源氏物語に心魅かれる一番の理由は、
源氏をめぐる女性たちの十人十色の生きざまが、実に沢山のことを教えてくれるから。

源氏物語に関するエッセイは数多く書かれていますが、面白いなと思うのは、
人によっていかようにも読み解ける、姫君達の人物像の違い。

たとえば、

夕顔の君。
はかなげな少女のようなこの姫君を、
渡辺氏は”男性に誘われるままに流されるだけの、意志のない性格”と分析していますが、
わたしにはむしろ、自己主張こそないけれど、自分の意思でしっかり先を見据えて
行動していた(結論としては、早逝してしまうのですが)芯は強い女性のように思える。

玉蔓の君。
エッセイ中では”数奇な運命に翻弄されるままに生きた女性”として書かれているけれど、
見方を変えれば、どんな運命も前向きに受け入れ与えられた場所で幸せになろうと努力し、
しなやかに人生を切り開いていった、実にカッコイイひと。


こんな風に考えてゆくと
ひとの魅力というのはじつにバラエティーに富んでいるし、
また、
受け取り手の個性によってもまったく違う発見があるのですね。

それゆえに
没個性なひとなどこの世にひとりもいない。
誰もがチャーミングで、素敵な存在なのです。




わたしの理想は...そうだな、

玉蔓のように前向きに
花散里のように優しく
末摘花のようにピュアに
朧月夜のように正直に
明石の上のように謙虚に
紫の上のように凛と美しく

う~んと欲張っていいトコどりして(笑)、
素敵なレディに成長してゆけたら...いいなぁ...なんてね☆



2014年10月6日月曜日

デビュー( どきどき...(+o+)!)

3年越しの念願叶い


ついにタウン誌「月刊浅草」に
連載を持たせていただけることとなりました\(~o~)/!




「まい子のぶらり散策」というタイトルを頂き、
恐縮しつつも感謝感激です。

新まい記者・まい子ですが
たくさんたくさん勉強して伝統ある「月刊浅草」の名を汚さぬ良い記事を書けるよう、
またこのお仕事を通して自分自身も成長してゆけるよう、
精一杯頑張らせて頂きたいと思います。


月初めには加盟店にて無料配布しています。
浅草に遊びにゆく機会がありましたら、お店のレジ付近を探してみて下さいね。

年間購読も可能です。
ご希望ございましたら「まい小部屋」はじめのページの”お問い合わせ”
ボタンをぽちしてご連絡くださいませ♪

魅力あふれる浅草のまちに興味をもっていただけるひとつのきっかけとなれたら...
何より嬉しく思います^^。

2014年10月5日日曜日

日曜小美術館115・シャツの型と、気分。

「おはよう~」と、
自室から階下に降りてきたときの、わたしの服装。


ほんとにこんな感じ(笑)・・・
コットンシャツ+ブラックジーンズ。


朝食後、あらためて”きょうのシャツ”を決めます。

”え?だって、お家でお仕事でしょ?別にそのままでいいじゃん。”
...ですって?!

違うんだな、これが!
けっこう大事なことなんだな、ここからが(笑)!

大切なのは、今日の仕事の内容と、気分をマッチさせること。
そう、気分を”アゲる”んです。

そこで一役買ってくれるのが、シャツの”型”。

コットンシャツ+ブラックジーンズという基本はかわらなくても、
シャツのカタチによって、気分は七変化するのですよ。

たとえば...

パソコンワーク中心の日はやる気がでるよう、
きっちり感のあるカタチ。午後から打ち合わせ
の時にもボトムスだけ変えればお出かけ対応♪

ほのぼのしたイラストを描く日は、
やさしい気持ちになれるシャツ・ワンピース。
”ゆる気分”になりすぎないよう(笑)、
とも布の紐ベルトできゅとウエストマーク☆   
連日仕事ばかりでお洒落心が萎え、
おやじモードに突入することを防ぐため(笑)、
ときにはパフスリーブなんぞ着てみたり。
女子的ココロが蘇る?!


居職はモチベーションを保つのがなかなかに難しいですから、
こんな小さな工夫を楽しむことで、
なんとか毎日を乗り切っています(笑)。ファッションの力って、本当にありがたい!

ちなみに、なぜボトムスがブラックジーンズなのか。
それは...

かなり頻繁に、絵具や絵筆を落っことすからです。コーヒー・紅茶もこぼします(笑)。

試行錯誤の結果、各種シミがいちばん目立たないのが、
少し色褪せてグレイがかったブラックジーンズだった...というわけ...^_^;