ウチの近くに三差路がありまして、
夕方近くになると、そこでときどき中学生の仲良しグループの子たちが立ち話
(いや、時には座り話、笑)をしています。
いつも同じ子たちというわけではなく、
まだあどけない1年生らしき男の子の5人組や
少し大人びた女の子の3人組や
ジャージ姿の部活っ子たち…などなど。
三差路でわかれ、また明日ね!ってそれぞれの帰路につくのでしょうが、
まだ話し足りなくて、別れがたくて、そこに留まっているのでしょう。
よく解ります。その気持ち。
わたしも、まったく同じだったから。
中学生のころって、なんであんなにお喋りすることがあったんだろう。
朝、おはよう!といった瞬間から喋って、授業中はノートの切れ端やプリントの裏に書いたメモを回して筆談し(笑)、休み時間も喋って、昼休みも喋って、放課後も喋って、帰り道も喋って…それでもまだまだ、足りなくて。
いま思うと、なんて幸せな時間。濃密で、贅沢な。
そういう季節を過ごして、みないつかは、本当のジンセイの交差点へと
それぞれに踏み出してゆくのでしょう。ひとりひとり、独りで。
でもね。
不思議なもので、道というのは意外なところでまた繋がっていたりするから。
いつの日かお互い大人になった旧友たちと
またとめどなくお喋りしあう…
そんな日を、楽しみにしていてね。
三差路の、少年少女たち。
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