日曜小美術館もしばらくは文章だけになってしまいますが、ご容赦ください。
毎月1週目のおしゃれイラストも最終週のカレンダーイラストも、画像挿入ができるようになったら(または、ブログをお引っ越ししたら)、まとめて掲載いたしますね<(_ _)>。
今日は...大好きな、フィギュアスケートのお話を。
少し前に、今季が終了したらゆっくり書きます、とお約束しましたものね。
先日、2013-2014年シーズンの全公式試合が終了しました。
今季をラストシーズンとして引退を表明していた選手たちの去就が気になるところです。
今の日本フィギュア界をしょって立って来てくれた各選手たち...
それぞれにその人らしく、真摯にフィギュアに取り組み、成長を重ねる姿を通してたくさんの感動をもたらしてくれた大好きな選手ばかりなのですが、その中でもわたしにとって特別な存在だったのが、高橋大輔選手。
高橋選手は、10代の頃は実力を認められながらも試合ではその力を発揮しきれない場面が多く、メンタル面の弱さから”クリスタル・ハート(ガラスの心臓)”などとささやかれていました。
14歳のころから指導する長光歌子コーチは彼の性格を、「世界のトップで争うには優しすぎるのでは」と、危惧していたそうです。
その優しすぎて弱虫だった男の子が、幾多の困難を乗り越えて...試合を重ねる度、シーズンを終える度に、ゆっくり、ゆっくりだけれど確実に、力強く、美しいスケーターに成長してゆく姿にわたしは、言葉では言い尽くせないくらいの感動と、学びをもらい続けてきました。
高橋選手の進化してゆく姿に重ね合わせながらわたしが求めていたものは...
たぶん、人としてこんな風に在りたい、という理想像だったのでしょう。
ソチ五輪後のスポーツ新聞で、この一行を読んだ瞬間、
ふいに涙があふれてきました。
”(高橋選手は) 決して、勝負師ではなかった。”
...勝負師ではなくても、
弱虫でも、
優しすぎても、
人間は、ここまでできるんだよ、って。
そのことを、全身全霊で、教えてくれていた。
だからだから、こんなにもこの人の演技は、わたしの心をぶるぶると震わせ続けたんだ...。
高橋大輔選手。
素晴らしいアスリートであり、素晴らしい芸術家。
4年前のバンクーバーでも、
今回のソチでも、残念ながら金メダルには手が届かなかったけれど、
わたしにとっては誰よりも輝かしい、「こころの金メダリスト」なのです。
この日のわたしの日記には、こんなことが書いてありました。
”今日の涙は、今日しか流せない。
明日、今日と同じコトに感動することは、たぶん不可能。
だから、今日が愛しい。”
感じることは、生きること。
こうして日々いただいている感動を、わたしもわたしなりの精一杯で、還元してゆかなくては...。
2 件のコメント:
高橋選手はその選曲、振り付けのバラエティの広さが魅力です。マンボ、ブルース、クラシック、すべての作品が好きです。今度は何をやるんだろう、と毎シーズン楽しみです。多くの振付師が依頼されるのを心待ちにしているそうです。
鈴木明子選手と励ましあい、演技にインスピレーションを与え合うエピソードも大好きです。
私もフィギュア・バカです。語り足りないさー。
モルペンさんへ。
高橋選手は、世界中のコリオグラファーの夢だ、と何かで読んだことがあります。
彼自身もいつか現役を退いた時には振付師という選択をするかも知れませんね。
そうなったら、この先もどんなに楽しいフィギュア・バカ人生を堪能させていただけることでしょう...(笑)!
モルペンさんと、語り尽くせぬフィギュア談義ができたら、楽しいだろうな~^^。
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