2014年7月6日日曜日

日曜小美術館・102 まっしろ=愛情。

今日のおしゃれさんは、初老の男性。

色とりどりのファッションに身を包んだ老若男女ひしめく
混み合った電車のなかでひときわ目立っていた、そのわけは。



白。
全身、ほぼ、まっしろ!
おぉ、まぶしい(笑)!!

この男性、どう見ても”スカしたおじさま”的人種ではございません(笑)。
ごくごくふつうの、おじちゃん。

半袖のYシャツ。
アンダーシャツ(Tシャツなのか、下着なのか...実に微妙だ(笑))。
コットンパンツ。
スリッポン。

”ごくごくふつう”なのに、ぱっと目を引いたのは
まるでエゴン・シーレの絵のような白のグラデーションの妙と

さりげなく滲み出る、
”愛情”...が、伝わってきたから。

こんな風に白い衣類を
真っ白なアンダーシャツは真っ白のままに、
グレイッシュホワイトのYシャツはグレイッシュホワイトのままに、
アイボリーホワイトのパンツはアイボリーホワイトのままに、
清潔にお洗濯してその風合いを保ち、きれいにアイロンがけしてくれている
奥さんの、日常的な愛情が、この男性を素敵に見せてくれているのかなぁ...と。

きっと円満で、あたたかな関係なのでしょうね^^。

女性は、愛情を感じないひとの衣類に格別の手間暇をかけることは、
できないものですから...正直なところ(笑)。


結論はいつでも、
「その人の背景こそが、”素敵”の最大ファクター」...ってことかな^^!









2 件のコメント:

きゅうる村 さんのコメント...

いいこと、言うね!!

たかはしまいこ さんのコメント...

きゅうる村さんへ。

ありがとうございます(照)。

結局、どんなに洋服そのものに力を入れても、その人の持っている普段の生活から滲み出る”雰囲気”が素敵でなければ、残念な感じになってしまいますよね。

日々精進。頑張ります!