2013年6月2日日曜日

日曜小美術館49・記憶で描く(後篇)

さてさて、先週からのお約束通り、今週の1枚は、こちらです。


上・【記憶の鰹】  下・【まじめな鰹】

上が私の記憶だけを頼りに描き起こした鰹くん。
下が、きちんとおさかな図鑑を見ながら多少のデフォルメを加えつつもまじめに描いた鰹くん。

見比べてみて、いかがですか?
やはりずいぶん違いますね(笑)。

まず、記憶の彼は、顔がでかい(笑)!寸詰まり!そしてしっぽのカタチもでたらめなら、ひれの数や位置なんかも全然違う...^_^;

まじめな彼は、その点非常にスマートで几帳面で、かっこいいなぁ(笑)!

しかし。

記憶の彼のほうが魅力的な気がするのは、私だけかしら?
そして、アバウトなのになぜか、より”鰹らしい”のも、こちらのような...。

人間の記憶というものは、細部に関してはかなりあてにならないけれど、雰囲気という点においては、かなり的確にとらえているようです。

イラストのお仕事は正確性を求められることもあれば、雰囲気のみをさらっと伝える役割を要求されることもあり、ケースバイケースで描き分けることがとても大切。

”記憶”の活用法、今回、とてもよい勉強になりました♪

〈オマケ〉
私の15年来愛用のおさかな図鑑
:「魚大全」 (講談社)


なぜか巻末に魚の三枚おろしの
仕方などもご親切に書かれている、
 一風変わった図鑑、親友です(笑)!

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