2013年8月29日木曜日

読書crazy⑮ ・ 「松浦弥太郎の新しいお金術」

お金の問題は、非常に難しいです。
人の数だけさまざまな考え方があって、これが唯一無二の正解、というのはないのかもしれない。

今日読んでいた本のなかに、私が日頃考えている”お金との理想的な関係”に近い記述を見つけ、あ、同じ考えの方がいる...と、ちょっぴり嬉しくなりました。

こういう考え方もまた、ひとつの正解、でいいんですよね?


~いろいろな仕事がようやくかたちになり、少しまとまったお金が手元に残るようになった頃、僕に教えてくれた人がいました。
「君の年頃であれば、貯金だけはしちゃいけないよ」
働くとは、社会とかかわり、自分を役立てること。その対価がお金です。
「社会から流れ込んできたお金を、自分がせき止め、私物化してはいけない。お金というのは社会のもので、いっとき自分のところを流れているだけなんだよ。だから流れを止めず、お金も社会も人も喜ぶ使い方を考えなさい。自分の手元にあるお金をどうかしこく使うか、そこがこれからどう生きるかの分かれ道になるよ」~

「松浦弥太郎の新しいお金術」 集英社 


こういう気持ちをしっかりと心に刻んで、お金とも社会とも良い関係を築いてゆけるひとに成長したいと思います。

2013年8月25日日曜日

日曜小美術館60・「Baseball kids」

手に汗握る熱戦に次ぐ熱戦の甲子園を観ながら、考えていました。

もし、現代の小学生男子に生まれ変わったら野球とサッカー、どっちをやるかな?って。

う~ん。けっこう難題だ。

サッカーもかっこいいけど...でも、スローペースの私にはサッカーのスピーディーな動きに対応するのはかなり難しそうだから、やっぱり野球!という結論(笑)。

そして、野球を選んだもうひとつの理由が、これ。

この歌の歌詞が、すっごく好きなんです。

男の人って、永遠の野球少年みたいな方、多いじゃないですか。
ちっちゃい男の子からおじいちゃんまで、野球の話になるとみんな同じ表情になるの。
きらきらとお目々を輝かせて、ふだんの3倍くらい饒舌になっちゃったりして(笑)。
心底楽しげなあの表情、大好きなんだ!

私も男の子に生まれてベースボールキッズのわくわく感、味わってみたかったなぁ...って、
ときどき、思っちゃうのです♪
 
 

2013年8月18日日曜日

日曜小美術館60・「猛暑」お見舞い・・・^_^;

今週は数通、残暑お見舞いを書いたのですが、
「残暑」ということばがしらじらしく感じられるほど、
今年の暑さはとどまる気配を見せてはくれません。
 
で、今日の1枚は、皆さんへのささやかな「猛暑」お見舞い(笑)。
 
どんなモチーフにしたら、いちばん涼しげかしら...
 
スイカ?金魚?...どちらも以前描きましたっけね。
かき氷?花火?...う~ん、なんだかありきたり。
 
そうだ!このお嬢さんなら適任者!
 

 
人魚さん。はじめて描きました♪
 
ちょっぴりセクシーなお嬢さんにしたかったのだけれど...そうでもなく仕上がりましたね(笑)。
やはり、作者の引き出しにないものは表現できないのでしょう...^_^;
 
ま、なにはともあれ皆さん、
少しでも涼しく過ごす工夫をなさって、どうぞどうぞお元気でこの盛夏を乗り切って下さいね!
 
ご自愛を!!
 
 

2013年8月17日土曜日

オツ☆


大分県在住の友人・あずきさんからいただいたお土産、
かぼすこしょうマヨネーズ「かぼネーゼ」。
ネーミングも好きです(笑)。
 
パッケージが仕事の参考になれば、とのあずきさんらしい優しさが嬉しいお土産でしたが、
お味のほうも、パンチが効いててとっても美味しい\(~o~)/
 
我が家で採れたゴーヤにディップ感覚でつけて頂きました。
...オツだぜ☆

2013年8月15日木曜日

読書crazy⑭  「小さいおうち」「ひろしま」


中島京子さんの直木賞受賞作、「小さいおうち」。
いとう瞳さんの素敵なカバーイラストに魅かれて、内容は全く知らずに手にとりました。
 
戦前から戦中の十数年間を、とある裕福な家庭に女中として仕えた少女・タキの目を通して語られる物語。終盤は現代に舞台を移し、老女となったタキの遺した手記を、血縁者の青年が紐といてゆく...というストーリー。
 
ドラマティックといえば、ドラマティック。
けれど、時代を、場所を、人を、いつかのどこかのだれかへ置き換えたとしてもちっともおかしくはない、誰の人生にも普通に流れている日常、ちいさな事件、こころときめく瞬間、楽しいこと、悲しいこと...そのようなことが、淡々と。
 
戦争へと突き進む暗い時代を背景にしてはいるのですが、そんな中にも悲壮感の漂うことない、素敵な時間も確かに流れていたのだよ...というお話。
 
 
 
この小説を読んで、ふと数年前にであった写真集のことが頭に浮かび、本棚から取り出してみました。
 
 
「ひろしま」 石内都
 
この写真集は、イラストの仕事でお世話になった出版社の社長さんから「名作だよ」とご紹介いただいたもの。
 
広島の原爆で命を落とした方たち(多くは、若い女性たち)の身に着けていた衣服や小物たちを撮影した作品集。
 
初めてこの本を開いたときの感想は...不謹慎かもしれませんが、「わぁ...おしゃれ。」
 
無残に焼け焦げ、びりびりに破れ、黒い雨が染みつき...原形を留めていない衣類や装飾品。
 
直視できないような痛みと並行して、
ただ単純に、身に着けていた方たちのどんな苦境にあってもささやかなおしゃれをして、明日をも知れぬかけがえのない日常を楽しむのだという純真な想いが...わたしに、そんな感想を抱かせたのだと思います。
 
さきの震災を経てなおいっそう、訴えかけてくるものが。
 
 
大切なことを教えてくれた、この2作品。
 
たとえばこんな風に、
ひとりひとりの人間・自分とまったく同じ人間の日常に想いを馳せる、という切り口から、
平和とか、幸せとかについて...仰々しくでなく...
寄り添うように、共鳴するように、何か役に立つことを考えることができないかしら...。
 
 
「小さいおうち」 中島京子 著 (文春文庫)
「ひろしま」     石内都 著   (集英社)
 




2013年8月13日火曜日

認識、そして捉え方。

「何ひとつ与えられない人はいないはず。
与えられたものをきちんと認識していくことが大事なのではないでしょうか。」
 
漫画家・歌川たいじさんの言葉。
 
わたしはこの方を今日まで存じあげなかったのですけど、母親からの虐待や、自身が同性愛者であることについての葛藤や差別など、ずいぶん大変な半生を歩んでこられた方のようです。
辛い思いをされてきたのだろうに、写真でお見受けしたお顔はおだやかで、卑屈さは微塵も感じられませんでした。
 
ぱらぱらと斜め読みしていた雑誌にたまたま載っていたインタビュー記事から、すっとわたしの心に入って来てくれた、この言葉。
 
とても共感します。
 
そう、何ひとつ与えられていないひとなど、いない。
ひとは、宝物を持っています、誰でも。
 
それなのに...より沢山のものを与えられているひとが「まだ足りない、まだ足りない」
と不満顔で、一見あまり多くを与えられているようにはみえないひとが「満ち足りていて、幸せ」
と穏やかな笑顔でいることが往々にしてあるというのは、一体どうしたことなのでしょう...。
 
与えられていること、持っている宝物たちを、しっかり認識して感謝できる感性を、大切に育ててゆきたいものです。
 
幸せって結局、事象そのものではなく、捉え方なのではないでしょうか...。
 

2013年8月12日月曜日

メモメモ

「頭の中が、いつも空っぽです。
 今も。
 気になることは、舞台の最中でもソデに入ったらメモを書くくらいメモ魔。
 (メモをしておくと)あーせな、こーせながなくなって、目の前のことに集中できます。
 イライラは健康にも美容にも良くない。
 口約束したことも全部書いて、実行します。」

女優・中村玉緒さんの言葉。
 
なるほど。
参考になります。

2013年8月11日日曜日

日曜小美術館59・ はじまりは、カード

お誕生日、結婚祝い、出産祝い、御礼状...

大切なひとたちの節目節目に、イラスト入りカードをつくるのが、大好きです。

にっちもさっちもいかないほど忙しい時や、お店でめちゃめちゃ気に入った既製品を見つけてしまった時などはともかくとして(笑)、出来る限り、手描きにこだわっています。

無理して頑張っているわけではないのですよ。

世界にたったひとりの大好きなひとのことを考えながら、その時しか描くことの出来ないカードをつくっている時間は、私自身にとって”人生ベスト3”に入るくらい(笑)、贅沢な時間だからです。

これを幸せと言わずして、何を幸せと言おうか...というくらいの。

そういえば、いつから絵を描くことが好きになったのかははっきり覚えてはいないけれど、
はじまりは...家族やお友達に出していた年賀状やバースデーカードだったような気がします。

今日の一枚は、つい先日大好きな友人・あずきさんの出産祝いに添えたこんなカード。


あずきさん、息子クン、至福のお絵描き時間を、本当にありがとう!!

2013年8月9日金曜日

地下水脈

先日、駅近のミスドでお茶しながら絵を描いていたていた時のコト。

店内のラヂオから、「上を向いて歩こう」が流れてきたんです。

ふっと顔をあげた、その瞬間。

老若男女、殆どのお客さんが...瞬時に反応を示したのです!

ある方は無意識に体をゆすり、ある方はトントン、とテーブルを指で叩いてリズムをとり、またある方はにこっと、懐かしむような笑顔になり...そしてわたしも、ついつい...口ずさんでしまった。

このときふっと思い出したのが、以前どこかで読んだ、音楽評論家の佐伯明さんの言葉。

うろ覚えで、少し違うかもしれないけれど、

「どんなひとの心の中にも共通して流れる、”地下水脈”のような想いがある」、と。

世界中で愛されているこの歌は、その”地下水脈”に、たしかに流れ込んでいるんだ...!

作品のチカラって、凄い!!

 
...わたしの絵、これから何十年も頑張って頑張ってコツコツと描いていったら、人生の最後の方に、ちょこっとでも”地下水脈”に届くような作品になれるのかな...

頑張ろう!!!

2013年8月8日木曜日

赤が!

今日は吉祥寺の街でお気に入りのお店の前を通りかかったので、何となく入ってみた。

わぁ、色とりどりの可愛いショルダーバッグ。
赤・青・ベージュ...どれも素敵。

ポップな色のものが欲しくなって、まず赤に手が伸びたのだけれど。

ありゃ?
鏡の前で苦笑い。

数年前はよく身につけていた真っ赤な小物が...なんとなく、似合わないよ。
その代わり、苦手意識のあったベージュが、意外にもしっくりきてるよ。

...そうか。私も、「赤」の時代を通り越したってことかな(笑)。

でも、ショックではないのが不思議。むしろ、なんだか、嬉しかった。

人生の大先輩がたにはたかだか40年弱でなにをいうかー!この鼻たれがきんちょー!とおこられてしまいそうだけど(笑)、

鼻たれは鼻たれなりに(笑)、赤よりベージュが似合う年齢まで、頑張って生きてきたんだな、って。
 歳を重ねることって、素敵になることとイコールだって、私は思って生きているから(^v^)。

...数年後は、何色が似合うようになるんだろ?

2013年8月6日火曜日

いつも更新、ありがとう!

♪ あ~りがとう~ あ~りがとう~ か~んしゃしよう~ ♪

...と、今わたしの背後で流れている曲は、井上陽水&奥田民生のデュオナンバー、
「ありがとう」。いい曲です。

この曲を聴きながら、ネットオンチのわたしに代っていつも「まい小部屋」のブログ以外の部分を管理してくれているかえるさんhttp://www.kaeru-yousaiten.jp/へ、「今月も、更新ありがとう!」のお礼メールを綴っていたところ。

大変地味なので(笑)もしかしたらお気づきでない方も多数おられるかもしれませんが、「まい小部屋」の最初のページに、「今月のごあいさつ」というコーナーがあります。
http://takahashimaiko.web.fc2.com/

わたしの原稿が遅れがちで毎月大変迷惑をかけてしまっているというのに、彼女は洋裁店のお仕事が忙しいにもかかわらず、いつも即刻更新してくれるのです。本当に頭が下がります。

「ありがとう」。

8月のごあいさつも、本日更新してくれました。
彼女が一生懸命協力してくれている「今月のごあいさつ」コーナー、どうぞご覧になって下さいね。

宣言!...来月からは、ちゃんとついたちに間に合うよう、きちんと原稿提出いたします!!


2013年8月4日日曜日

日曜小美術館58・ゴロツキ、更生ス。


半年ほど前に左腕の恋人となったわたしの愛すべきゴロツキさんhttp://takahashimaiko.blogspot.jp/2013/02/blog-post_7.htmlを、覚えておいででしょうか(笑)。

このヒト、お付き合いをはじめてわずか4日めから働かなくなり、いわゆる”ヒモ”とあいなりました。
更生施設(修理屋さん)に連れてゆこう、連れてゆこうとは思いながらもあっという間に月日は流れ、はや半年。

その間わたしは、このヒトがまったく働かない日も、とち狂っている日も、毎日腕を組んではお出かけしました。
腕時計を見ずに携帯電話を取りだしては時間を確認する姿を、皆に不審がられようとも...。
こうしているうちに気分も変わり、いつか更生してくれるのではないかと、淡い期待を胸に...。


その彼が...本当につい最近になって、至極まじめに働きだしたのです!!


1日に何度も止まるか遅れるかしていたというのに、この1週間ほど、ほぼ1分と狂わず正確に時を刻んでくれています。

わたしの捨て身の愛が通じたのか(笑)、やっとシャバの生活に馴染んできたのか、はたまたなにかおおきな心境の変化でもあったのでしょうか...。

こんなことってあるのですね。
愛が報われて、嬉しい限りです(笑)。

...もちろん、たった1週間で半年の所業をきれいさっぱり払拭できるほど甘くはないぞ、まだまだ経過観察中だぞ...ということではありますが(笑)。




なにはともあれ、愛しいヒト。
ついつい描いてしまいました。