2013年8月29日木曜日

読書crazy⑮ ・ 「松浦弥太郎の新しいお金術」

お金の問題は、非常に難しいです。
人の数だけさまざまな考え方があって、これが唯一無二の正解、というのはないのかもしれない。

今日読んでいた本のなかに、私が日頃考えている”お金との理想的な関係”に近い記述を見つけ、あ、同じ考えの方がいる...と、ちょっぴり嬉しくなりました。

こういう考え方もまた、ひとつの正解、でいいんですよね?


~いろいろな仕事がようやくかたちになり、少しまとまったお金が手元に残るようになった頃、僕に教えてくれた人がいました。
「君の年頃であれば、貯金だけはしちゃいけないよ」
働くとは、社会とかかわり、自分を役立てること。その対価がお金です。
「社会から流れ込んできたお金を、自分がせき止め、私物化してはいけない。お金というのは社会のもので、いっとき自分のところを流れているだけなんだよ。だから流れを止めず、お金も社会も人も喜ぶ使い方を考えなさい。自分の手元にあるお金をどうかしこく使うか、そこがこれからどう生きるかの分かれ道になるよ」~

「松浦弥太郎の新しいお金術」 集英社 


こういう気持ちをしっかりと心に刻んで、お金とも社会とも良い関係を築いてゆけるひとに成長したいと思います。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

韓国ドラマ「商道」で聞いた「財物は平等な水の如し」という言葉が忘れられません。朝鮮一の金持ちになった商人が、自分の財産を民のために使ったのです。水を高いところから低いところに流すように、財物を行き渡らせる。これが私物化しない、ということでしょうか。
お金に対する考えって、家族とさえ意見が合わないです。同じ意見の人が居るとうれしいけど、違う考え方も否定しないように気をつけたいです。

たかはしまいこ さんのコメント...

モルペンさんへ。

「財物は平等な水の如し」、共感します。

松浦弥太郎さんは、「絶えずお金という血液を自分の中で循環させていく。やがて大きな流れになったら、自分のちいさなプールに貯め込んだりせず、社会という川の流れに解き放つ。」
とも書いていらっしゃいました。

表現は違えど、同じことのように思えます。

共感出来る意見、自分とは違う意見、両方を受け止めて熟考してみることが大事ですね。