今年の7月のこと。
私の尊敬する画家のTさんが、何十年来の親友の偉業を記念したイベントにご出席されました。
イベントといっても堅苦しいパーティーなどではなく、カジュアルな服装であってもなんら差し支えはない席だったのです。
このイベントの少し前にお会いした時、Tさんが「Oさん(親友) の大切なお祝いだから、きちんと正装してこようかな…。」と、ぼそっと呟かれたのを、なんとなく記憶していたのです。
そして、当日。
Tさんは、本当に三つ揃えのフォーマルスーツに身を包んで、さっそうとあらわれました!
その御姿の、なんとカッコ良かったこと!!
Tさんは、実年齢を聞くと耳を疑うほどお若く見えるけれど、70代の方です。
盛夏のさなか、灼熱の東京でフォーマルスーツを着こなすことは、30代の私だって肉体的に相当しんどいに決まっています(というか、まず不可能!あっという間に熱中症で倒れるでしょう…^_^;)。
親友のために体を張って、正装でありったけの祝意を表現したTさん。
これこそ、真のオトナだけが出来る、最高のオシャレだと、心の底から感動してしまいました。
自分は”職人”だと言い張るTさんですが、私にとっては、最高の芸術家です。
描かれる作品のみならず、こういう、生き方そのものが。
私もいつか、きっと、こんなオシャレが出来る人間に、成長できたら…
壮大な、夢なのです。
2 件のコメント:
Tさん素敵(*^^*)
ゆうこさんへ。
そう、本当に素敵な方。
”粋”という言葉が誰よりもお似合いの紳士です。
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