2012年12月8日土曜日

オトナのオシャレ考⑩ 心のオシャレ

20代の頃のお話。

当時OLさんだった友人のMちゃんと、久しぶりに会った時の事。
いつもきりっと身だしなみを整え、メイクもきちんとしていた彼女の眉が、ちょっとだけ、乱れていたのです。
もしこれが他の人だったら、特になんとも思わなかったでしょう。女友達と会う時ぐらい、ちょっこっと眉のお手入れをさぼっちゃう...なんてまぁ、よくあることですものね(←自分。笑)。

彼女は一言も疲れを口にすることも、愚痴ることもなかったけれど、

あぁこの子、今、よっぽど忙しいんだな。とても疲れているんだろうな。それなのに、貴重な時間を割いて、疲れた体を引きずって、出てきてくれたんだな、って感じました。

そう思ったら、僅かに乱れたその眉も、ちょっぴりやつれた表情も、むしろいつもよりさらに可愛く、美しく輝いて見えました。

忙しい時、疲れている時、誰にだってあります。
このときのMちゃんみたいに、眉のお手入れまでとても手が回らない日も。

でもね、それでも友達と僅かな時間を過ごすために、わざわざ出てきてくれた。
そのこと自体が、最高の”心のオシャレ”として、わたしの心に響きました。

決して簡単なことではないけれど、
何も出来ない日でも、心のオシャレなら...たとえどんなに小さなことであっても、頑張って元気を絞り出せば...出来そうな気がしませんか。

そしてその絞り出した元気が、きっと自分自身の疲れも、癒してくれると思う。

心のオシャレが出来るひと...とっても、尊敬します。

(追伸:今日のお話のヒロイン・Mちゃんは...まゆちゃん、アナタでした♪)


2 件のコメント:

かえる洋裁店 / Kaëlle Clothing さんのコメント...

きゃぁぁぁはずかしい〜!(カァァァァ・・・顔が赤くなる音が聞こえそうっ)あの頃の私は暴走老人ならぬ暴走女子でした(笑)。自分探しに一生懸命でぜんぜん周りが見えてなかったと思います。そんな私を温かい目で見守ってくれていたんだね・・・もう、感謝、の一言に尽きます。ほんとうにありがとう。

たかはしまいこ さんのコメント...

あ、ごめん...真正面からひとを褒めて相手を赤面させるのは、私の困った癖のひとつです(笑)。自分がやられたら、やっぱり顔から火ぃ吹くだろうにね^_^;
でも、良い所を見つけたら素直に褒めるって、うずうずするほど楽しくて、嬉しいことなの!!
暴走女子(笑)のころから、まゆの生き方にはたくさんのことを教えてもらってるんだよ。
そして今、10年ほど遅れて、暴走しだした私...(笑)?!